ネストグループ 第3期 夢志の巣塾No.4

3分間スピーチからスタート。今回のお題は、「もし新規事業所を任せられたら、どんな事業所にしたいか」。今新規事業所の立ち上げを進めているマネージャーからのお題でした。

 

そのスピーチを聞かれていた、迫社長、そしてお題を頂いた松岡マネージャーからも、フィードバックを頂きました。

 

夢志の巣塾では、毎回研修レポートが上がります。一人ひとりのレポートに目を通し、コメントも入れて頂いています。この夢志の巣塾で個々の成長を願う気持ちが溢れています。様々な研修形態を見てきて思うのは、やはりトップや上長が、どこまで受講者に関心を持っているか。当然、多忙な日々を過ごされてはいますし、組織が大きくなれば難しいところもあるとは思います。その中で、顔を出していただくだけでも、随分違うと感じます。

 

今回のテーマは、『リーダーのメンタルタフネスとエモーショナルマネジメント』です。昭和時代は、感情は仕事に持ち込むな・・・という教えが浸透していました。2000年までは「他の人は心の病にならないのに、あなたがなるのは、あなたが弱いから」という使用者側の論理が通っていましたが、2000年以降は、「あなたが弱い人であったにせよ、そんなあなたを働かせて心の病にしたのは、使用者の責任」という考え方に変わりました。

 

安全配慮義務は、使用者側だけの問題ではありません。管理者は履行補助者とて、労働者の安全を確保しなければならないので、労働者が自殺や心の病に陥った時は、使用者(事業主)だけはなく、管理者にも、民事上の責任が発生してしまいます。メンタルヘルス対策として、上司が部下のメンタルヘルスのために配慮することが、義務ずけられていることを自覚する必要があります。

 

自分自身の感情に気づけない人が、他者の感情の揺らぎに気づくことは、かなり難しいですね。自分の感情の取り扱いや、特に怒りのコントロールについて、みなさんと考えました。

 

特に、怒りの感情については、一次感情、二次感情があることを、知らない方も多くいました。怒りの元々の感情は、落胆、心配、悲しみなど「一次感情」と呼ばれ、怒りは「二次感情」です。自分の一次感情に気づくことで、いつもは怒りのまま感情をむき出しにしてしまうような場面でも、怒りを使わずに感情も伝えることで、対人関係を保つことも可能になります。

人生の中で起こる問題の98%は人間関係に起因していると言われます。どんなに優秀で、高度な技術を持つ人であっても、良好な人間関係が築けないと、組織の中では生きてはいけません。一人ひとり、ココロとカラダの健康を保つことで、組織の健康も保てます。

 

 

リーダーのココロの健康はチームの活力ともなります。12月繁忙期は、研修はお休みです。日々の仕事で実践して、また一つ成長した姿に会えることを楽しみにしています。お疲れ様でした。

今日もブログに来ていただきありがとうございます。