8月最終週ですが、暑い一日。午前中はパーソナルレッスン3回目。
より幸せな人生にするために、体を整えることを始めたKさん。体は正直・・・不調で不機嫌になる時間が少なくなったそうです。体の健康と心の健康どちらも大切ですね。今日は、Kさんの心配ごとを、【課題の分離】を使って一緒に整理していきました。
アドラー心理学の中に、【課題の分離】というテーマがあります。
親子関係、上司と部下・・・etc そこで起きる問題は、本当は誰の課題なのか・・・。私たちはどんなに相手を大切に思っていても、相手の人生を生きることはできません。特に、親子関係のようにより近い関係では、つい相手の課題にまで首を突っ込んでしまいがちです。
親だから子どもの将来を心配するのは当たり前。だから何とか勉強させなきゃ・・とか、子どものためには、今の仕事を何とか続けさせなきゃ・・・とか。心配する気持ちはわかるし、悪くはないけれど、親の意見にしたがうかどうかは子どもが決めること。
頭では理解しているつもりだけれど、親の責任という思い込みや、
幸せになってほしいから私が言ってあげなきゃ。これって、やはり相手を信頼して応援していることにはなりません。
課題の分離でよくあるのは、これは子どもの課題だから・・・と放置してしまう親がいます。課題を分離して考えるということは、自分の課題なのか、子どもが取り組むべき課題なのか、先ず整理して考えてみること。その上で共同で取り組む課題があれば、応援し支援をしていきます。
「関係ないわ」と放置してしまうことではありません。
また「子どもの課題だから口出しはしてはいけない」とただ黙って我慢にガマンを重ねるのも、今度は自分がおかしくなります。自分の意見はちゃんと伝えてもいいし、子どもへの想いも伝えてもいいんです。
ただ、言い方や伝え方にはコツが。ある!感情的に叱ったり、説教をしても、相手はあなたの感情だけを捉えて委縮したりします。それでは相手のやる気を奪ったりして勇気くじきになります。もちろん、命に関わるような問題であるなら、時には叱ったりはあるでしょう。
相手を信頼すること・・・「この子なら、例え失敗してもそこから何かを学べるはず」「この子ならこのピンチを乗り越えることができるはず」見守り応援すること。
それを大前提にして「私はあなたに幸せになってほしいと思っている。だから今勉強することも大事だと知ってほしいと考えているよ」(Iメッセージで伝える)・・・そこから、やるかやらないかは本人が決めることです。
少なくとも、自分の願いや想いは伝えることができているのでイライラも半減します。
感情的に言えば言うほど、伝わらない想いに余計にイライラは倍増しますから。
Kさんの課題を一緒に整理していると、Kさんから「自分が心配でたまらないだけで、自分自身を信頼することができてないね!」と。
人生で起きる課題解決のコツは、起こっている出来事をどう捉え、考え行動するかにかかっていますから。大事なのは、自分を整える、自分を好きになることかもしれませんね。
Kさんの笑顔三倍増しで面談終了でよかったです。
今日もブログに来て頂きありがとうございます。
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