SMILE 愛と勇気づけの親子関係(人間関係)セミナー 第2期第3回目
今日は、第5章 子どもを傷つけないで意見を伝えよう 第6章 体験を通じて学ぶ機会を与える

 

振り返りであげた課題が、そのまま今回のテーマに関連していきます。今回の参加者の皆さんは、すでに子育ては終えています。改めて、自分の子育てを振り返ると、様々な想いが沸き起こります。誰でもが、子育て真っ最中の頃は、一生懸命です。それが正解なのか、間違いなのか・・・なんてわかりません。その時、その瞬間で、子どもも親も、真正面から共に生きることに精一杯ですから。

 

改めて、アドラーの教えに基づいた新しい子育て法を学びながら、あの時、ああすればよかった!こうすれば良かった・・・と後悔したり、凹んだり・・・悶々とする感情が起こるかもしれません。もし、改めて、伝えたいという想いが沸き起こったなら、すぐでなくていいから、チャンスがある時伝えることができるといいですね。案外、その頃のことで親が気にしていたことが、子どもにとっては気にもかけていなかったり、逆に、そこ・・・気にしてたんだ!?なんてことは多いものです。

 

ジョセフ・ペルグリーノ博士のライフ・スタイル分析ワークショップの冒頭にあった『子どもたちがよき観察者であっても、自分たちが見る/聞く/評価する/解釈することについては、あまりよき解釈者では無いことを知っておくことは重要です』を思い出します。

 

私自身も、まさにその経験があります。小学生時代、祖父母の住む実家はすぐ近くにあったのに、狭い公営住宅のようなところに住んでいました。ずっと祖父母との折り合いが悪いから、別々に住んでいるんだろうと思い込んで、尋ねてはいけないと思い込んでいましたから。大人になって、それもつい2年前ぐらいに、父に聞いてみました。

 

すると、「田舎だから、実家に同居していれば、お米も野菜も別に困ることがない。このままでは、本当の自立にはならないと思って家を出たんよ」「え〜〜そうなん?嫁しゅうとの仲が悪いからだと、ずっと思ってたわ。みんなのお家は、学校から帰ると、お爺ちゃんやおばあちゃんがいて羨ましかったんよ」・・・聞いてみるまでわからなかった事実に驚いたものです。まさに、子どもなりの勝手な解釈で思い込んで生きてきたわけです。

 

子どもと親、相手と自分・・・それぞれが、自分なりの見方や受け止め方で、都合のいいように解釈して、やり取りをしています。だから、ちゃんと感じていることや、考えを伝え合わなければ、親子であろうとも心の中まではわかりませんね。自分で作り上げている世界から、勇気を出して一歩、出てみよう!

 

今回は、SMILEセミナーの中でも、一番、時間もかかる章でした。最後まで、真剣に真っ直ぐに取り組んでいただきました。「子どもは、今はそばにいないからわからないけれど、夫婦関係はもうバッチリ・・・ラブラヴだから、ありがとう!」「うまくやり取りできる時もあるけれど、自分の感情に気づけるようになってきた」と、嬉しいフィードバックも頂きました。

 

まさに、人間関係づくりは、自分育てです。

今日もブログにきて頂き、ありがとうございます。