いよいよ一年の終わりが近づいてきました。やっと年賀状に着手。

 

少し前に【終活年賀状】を頂いたことを思い出しました。とても柔軟な考え方をされていて、経営者の集う会で、新参者の私に「よし盛矢さん、議論をしよう!あなたはマイノリティ(社会的少数者)について、どう考えるかね?」と声をかけてくださったり、様々な場面でその溢れる人望が光る方でした。

 

丁度その頃、終活年賀状など、これまでの慣習から卒業することをどう考えるか・・・TVなどでも取り上げられていました。実際に受け取ってみたら、寂しく感じました。ただ、縁を切るなどの書き方ではなく、これからゆっくり過ごしていきたいとあり、多忙だった人生にお疲れ様ですと言いたくもなりました。

 

年賀状ついては、ご高齢になられた方の終活年賀状以上に、近年SNSの普及で若者たちの年賀状離れも目立ちます。と言うか、大学生の中には、手紙やハガキを書いたことが無いと言う学生もいました。

 

社研時代は、お客様にお出しするモノは、大きな封筒に手書きの筆文字でした。初めての封書書きのとき、1時間かかってもまだ書けず、先輩に書いてもらい悔しい思いをしたことがあります。逆に、デジタル化された時代に、珍しい筆書きは、より目に留まりやすいし、特別にもなると、お客様に言われたこともあります。

 

年賀状を出すか、出さないか・・・賛否両論はあるけれど。そう言う私は、今年も出したいと考えました。一年に一度だけではあるけれど、感謝の気持ちはもちろん、元気でいることの報告や、どこかでまた再会を願っていたり・・・一年の終わりギリギリになってやっと取り掛かる。昔のように凝ったものは準備できなくなったけれど、一枚ずつ宛名書きをしながら、その人に思いを馳せる時間でもあります。さあ、一枚でも多く、正月元旦に届くよう書きます。

 

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