人は人によって育てられ育っていく

2019.02.25

 

社会福祉法人三篠会さんより、START LINE BOOK2018が届きました。2018年度新卒新任職員のメンバー一人ひとりが紹介されている彼らの心の支えになってくれればと想いいっぱいのBOOKです。

 

 

人ひとりを採用するために、人事採用担当者の皆さんは、学校訪問から始まり、就活セミナー、内定者研修など時間と動力をかけて奮闘しています。苦労を重ねて、やっと採用できた人材が、一年も経たないうちに辞めてしまうと、ほんとうに力を落とします。これは、どんな仕事の採用者であっても同じではないでしょうか。

 

 

人が辞める!! もちろん、人材育成体制の問題等もあるでしょうし、採用された側の学生も、学生として見ている仕事と現実の仕事で大きなギャップがあったりもします。そのギャップを埋めるための内定者研修をはじめ、インターンシップ制度などもありますが・・・。

 

 

新卒新任研修の時、フォロー体制についてはどこの会社でも毎回話題にのぼります。人事採用担当者の元を離れ現場に配属された時からは、その関わり方の難しさもあるでしょう。

 

 

新人研修に力を入れる会社は多いのですが、その後は、現場に任せるるという会社も未だ多いようです。必ずフォローアップ研修をしましょう!と提案します。残念ながら新人研修の時、伝えられたことなど緊張と不安で体には、ほぼ残ってはいません。残ってはいたとしても、配属されると今覚えなければいけないことで頭はいっぱいで、その実践ができる人の方が少ないのが現状です。

 

 

フォローアップ研修で改めて振り返ってみて、そうか・・こんなこと学んでいたなと、現実の仕事も合わせて考えることができるのです。フォローアップ研修をはじめて新卒者の離職率が下がったという会社は本当に多いです。

 

 

逆に学生たちが就職先を選択する時は、人事採用担当者の話をしっかり聞くことでその会社の姿勢も見えてくるように感じます。その会社の「求める人材像」が見えてくるし、採用ターゲットが新卒か、中途か、正社員なのか・・・で会社の事情も見えてきます。もちろん、採用者のタイプや裁量にも影響はされますが・・・。

 

 

こうして採用という観点からみても、その組織のあるべき姿がそこに現れているように思います。人を採用し、育てていくということ・・・時代と共にそのやり方も様々に変化してはいきますが、人は人によって育てられ育っていくことだけは忘れずにいたいものです。

 

 

今年も新年度新人研修がもうすぐ始まります。どんなフレッシュな若者たちに出会えるか・・・楽しみです。

 

今日もブログにきていただきありがとうございます。