セミナーや研修で必ず尋ねることがあります。
あなたは自分のことが好きですか?好きだと思う方は手をあげてください」と言うと、何故かいつも半数にも満たないケースが多いようです。「好きな時もあるけれど、嫌な時もあるではどうですか?」と聞き直せば、なんとか半数以上になりますが。日本人に多い、謙虚さなのか、本当に実感を感じられていないのか心配になります。

 

 

アドラー心理学では、人が幸せになるためには、「3つの条件」があると考えます。
その条件とは、「自己受容」「他者受容」「貢献感」です。

 

 

伝え方は違いますが、
1.貢献感・有意義感:この世において、私には意味があり、そして貢献できる存在である
2.信頼感:この世において、私は安全性を感じ、自分に対しても他者に対しても安全で信頼できる
3.所属感:この世において、私には居場所がある。私には価値があると言える場所がある
この3つの感覚を同時に持った状態を「共同体感覚:Social Interesut」と言います。この共同体感覚は、どれか一つでもかけても成立しません。     ー『アドラー心理学を深く知る29のキーワード』梶野誠先生

 

 

この共同体感覚が満たされ、有益な側面を見て行動しているときは、幸せと感じ、心が健康な状態にあるのです。つまり、この共同体感覚は、心の健康のバロメーターです。ルドルフ・ドライカースは「共同体感覚とは、主観的に他者と何かしら共通点を持ち、仲間の一員であるという認識である」と表現しています。

 

 

少し前、少しだけ気分が晴れないことがありました。それを自分なりにみて気づいたことがあります。
朝7時過ぎに父から電話が入りました。「封筒の印刷をしようと思うが、プリンターがうまくいかん!次に来た時、みてくれ」ということでした。

 

 

早速、出張帰りに寄り、プリンターをみることに。ところが中々うまくいかない。時間が無くなり、次回もう一度みるからと帰りました。力がフーッと抜けていくのを感じ疲れを感じてしまいました。不快感はマイナス2レベル。一番短な親の役に立てなかったこと、それにより、父自身も自分ができないことに凹み、頼みの娘もできない残念感を与えた自分は、なんとダメな奴だろうと。

 

 

翌日には、父は自分で取説を広げて解決をしていたというチャンチャンな話ですが・・・。それでもこんなちょっとしたことが、自分を凹ませたりするんだと改て考えました。同時に、両親の何かしらサポートがしたいといつも思っているんだと、ちょっとだけ自分にもOKを出してあげることができました。

 

 

もう一つは、母は転倒が多いため、何でも父や私が「いいよ、やってあげる」と自分でできることさえ取り上げてしまうことで、自己信頼感や貢献感が持てずいるのではないかと。転倒するようなことは勿論避けますが、お役立ち感が持てるような言葉がけやストロークが今は必要なんではないだろうかと考えました。

 

 

 

日常生活の中で、ちょっとしたことが幸福感を感じられなくしていたりもするってことですね。ちょっとしたイライラも自分の行動の目的をみていくと、自分に気づくこと多いですね。自分ネタでした。

 

 

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