今年1月に購入したお気に入りのバックパックが、肩紐部分の糸が半分以上切れかかっていることに気づきました。取り敢えず、緊急処置をして急場は凌ぎました。購入から2ヶ月余り・・・一万円にも満たないモノ、でも色も形も気に入って購入したものなんだよな・・・。
このまま使うと間違いなく切れてしまい、使えなくなります。ステーショナリーショップで購入したものだったので、念のためにネットで検索してみたら、DELFONICS(デルフォニックス)の商品だったことはわかり、ダメ元で修理依頼をかけました。するとすぐに対応のメールが入りました。その対応が、本当に素晴らしく驚きました。
一つひとつの対応に、購入者への感謝と不便をかけているお詫びがあふれていました。商品を送るまでのやり取りが3往復・・・そこからの商品到着、検査中、検査結果、商品交換のお願い、商品発送のお知らせ、到着確認、再度お詫びと御礼、メールが丁寧に送られれきました。最終的には、お気に入りのバックパックは新品で戻ってきました。
バックパックが戻ってきたのは嬉しかったのですが、それ以上にここまでの対応に感謝でした。こちらに一度も、嫌な感情や不安を持たせることなく、細やかな対応でした。もちろん、商品交換の時には使用上の注意事項なども入っていましたが、自社商品に対する自信と誇りも感じる対応に驚きました。
商品のクレームや修理依頼などは、どうも気が引けたりもします。だからこそ、ここまで見事な対応は感動モノでした。その会社は、日本の文具ブランド DELFONICS(デルフォニックス)。シンプルでスタイリッシュなデザインや実用性を兼ねたステーショナリーで注目を集めています。
こんな記事がありました。
1本のペンと1枚の紙から生まれる文化は、無限大です。
つまり文具は道具であると同時に文化の入り口でもある。
私たちが作る文具は、実用的であるだけでなく、
使う人の感性や創造力を自由にするものでありたいと、考えます。
Stationery that frees your creativity.
デルフォニックスを選ぶ気持ちが、
本や、音楽や映画を選ぶ気持ちの近くにあることを願って。出典:www.delfonics.com
いまやパリにも店舗をもうけ、国内のみならずパリの人々を魅了しているらしい。他ブランドとのコラボレーションやクリエイティブな企画展なども開催しています。なんだかこの記事は、そのままクレーム対応してくださった方の自社愛や働く誇りを表しているようにさえ思えました。
私は今回のバックパックだけでなく、資料用多目的ファイルや文具など愛用しています。ステーショナリー売り場は大好きで、ショッピングの時や出張先などでもつい足を止めます。
今、YouTubeなどで、飲食関係などでの不適切行動が取り沙汰されています。その報道があるたび悲しい気持ちになります。苦労して作った会社が、お店がこんな風に心無い人により、愚弄されていくことが。働くことは、自分の生活を守るだけでなく、自分を成長させ自分の夢を叶えたりもする。そして一人ひとりの成長は、会社を発展させ、社会に役に立つし、みんなを幸せにもするのに。本気で仕事をしている人たちに失礼だと思うのです。
素晴らしい接客や対応に出会うと、幸せな気持ちになるものだと改めて思うのでした。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。