社会福祉法人清風会グループ 理念浸透ソリューション ボトムアップ
支援者のためのアドラー心理学 ELM勇気づけ勉強会 第2回です。

 

今日のテーマは、第3章『言い方を工夫する」第4章『感情と上手に付き合う』です。

まず、人ぞれぞれの見方、考え方の違いを再認識(第1章)した上で、相手の話を聴いてみる(第二章)・・・ちゃんと聴いたら伝えるべきことをちゃんと伝える。これコミュニケーションの基本ですね。

 

 

ただ、その言い方一つで、うまくいくものもいかなかったり、思わぬ方向に向かってしまったり。また表現しないことで、望まぬことまでやる羽目になってしまったり。

 

 

自分ではコミュニケーションが取れているつもりでも、実は取れているかどうかを決めるのは相手です。ビジネスコミュニケーションの基本は合意を得ることでしょうか。お互いの意見を交換しながら、今チームの向かっている方向に一番ベターなものを合意の上で決定し一緒に通り組んでいく。コミュニケーションは、傾聴とアサーションが常にセットです。

 

イヤイヤやるのでも、言われたからやるんでもない。合意の上でやるからこそ、同じ方向に向けてアイデアが出し合えますね。コミュニケーションはに往復半はとってほしいものです。

 

 

第3章ではまだ緊張の面持ち。感情の取り扱いで、最近イラっとしたことをシェアし始めると、皆さん様々な思いがあり、話が止まりません。その上で理論で感情には目的があること、また怒りは二次感情であり、その奥に、一次感情があることを知ると、驚きの様子でした。

 

 

感情を顔に出すな・・・とか、仕事に持ち込むな・・・などと言われて育ってきた私たちにとって、感情を上手に表現することはとても難しく感じるものです。特に指示を出す上司の立場の方は、「感情を表現するって、部下に弱みをみせるのはどうか・・」と質問があがりました。

 

 

上司は強くなければならない、弱みは見せてはいけない・・・という思い込み。上司だからと言って、なんでも知っている、なんでもできるなんて完璧な人などいません。現場仕事は現場にいる人の方がよくわかっている場合も多いものです。不完全であることの勇気も必要です。

 

 

これからのリーダーには、不完全だからこそ、補完し会えるエンパワーメントが重要なポイントですね。

 

 

第二グループ。こちらもやっぱり感情と上手に付き合うのは難しいようです。子どもや親と、上司と部下と、利用者さんと・・・利用者さんにはできても、スタッフ感が難しかったりもします。

 

 

自分の現状をワークシートで出しながら話してみる、そして理論を学び、さらにワークで深めていくプログラム・・・自分のこと、メンバーのことを話したり聴くことで、さらに学びを深めていきます。学びをすぐにやってみることから始めている人は、すでに変化を感じ始めているようです。

 

 

潮崎会長代行も自ら参加いただいていますが、「これを所長クラスの人がやっていると、共通言語で話したり、一緒に考え取り組みやすいんですけどね」とありました。現場が動いている中での参加ですから、一部署から一度に人を抜くことができません。参加者の皆さんがまず意識して自分が行動で見せてくれるのが一番です。

 

 

少しずつ学びが深まっていく様子が嬉しいです。焦らず慌てず効果的に進んでいくことを楽しみにしています。

 

今日もブログに来ていただきありがとうございます。