巣篭もり二日目。日本アドラー心理学協会の使いこなすアドラー心理学講座 マスタープラクテショナーコース最後の難関でもある宿題の「ライフスタイル診断書の作成」に入りました。
その準備をしている時に、悲惨で残忍な川崎での殺傷事件が起きました。犯人がその場で自殺するという結末で、悶々とした気持ちだけが残りました。この人のライフスタイルは、何を自分で選択しながらいきてきたんだろうと。
普遍的なゴールとして、自分には居場所があり、自分には意味があり、安全であると感じるために、どんな誤った信念を持ったのか。
アルフレッド・アドラー博士は、幸せの3条件を次のように教えてくれています。
一つには、所属感:ここにいていい。安全で安心な場である。そして、信頼:根拠なく信頼する、どんな状況に置かれてもちゃんと乗り越える能力があると自分の能力(生きる力)を信頼する。同じように他者を信頼する。 そして、貢献感:そこで自分は役立っていると感じることができている。
この一つでも、感じられないと、人は幸福感を感じられないといいます。感じられないとき、共同体感覚は低下しています。ライフスタイルとは、幼少期に創りあげた私たちが生きていく上での、その人独自のルールや信念です。大人になった今、生きていくう上で、誤った決断があれば書き換えることもできます。
共に学んできた仲間のライフスタイルをみながら、どこかやり切れない思いで一杯になりました。まだ生きたかっただろうはずの人たちの未来を、無残にも断ち切られたことから私たちは何を学ぶべきだろうか。私には、日本の抱える大きな課題でもあり、一人ひとりが考えていく課題を突きつけられたように感じました。
今、私にできることは、出会う人たちが少し困難に感じていることを、より良い選択のための考え方や小さな行動変容のための方法を、共に考え、生きる力が持てるように勇気づけすることです。
犠牲者の方や子どもたちのご冥福と身体と心の健康が戻ることをお祈りするともに、ご家族の皆さんの生きる活力を取り戻されますように祈るばかりです。
今日もブログにきていただきありがとうございます。