「辞めさせない」ではなく「働き続けたい」と思われる育成へ

2019.06.14

社会福祉法人 広島常光福祉会 さんで、理念浸透ソリューション 新リーダー研修「JOUKOU塾」全7回がスタートしました。

法人事務局のお話では、これまでも様々な勉強会を実施してきたとのことです。ここまでの取組を、現場で活かしていく為に、何を目指していくのか、どう在りたいのか・・・信頼を深め、エネルギーを結集させる為にの<やり方:DO>だけではなく、<在り方:BE>を中心に共有しながらチーム力を高めていくことのできるリーダーのチーム創りを考えていきます。

 

 

研修には慣れていらっしゃることもあり、程よい緊張感の中でスタート。より良くしていく為に、表面的な話し合いではなく、本音の部分で話し合うとなると、少し躊躇しながらの様子でした。自己紹介では、福祉業界で働く上で大切にしていること、現在の困りごと、そして事業所の自慢できるところなどを話していただきました。業界に入るキッカケは様々ですが、働きながらやり甲斐や働き甲斐を感じていかれた様子が伝わりました。

 

 

この参加者の皆さんと、常光福祉会のどんな未来が描いていけるか楽しみです。

 

 

とにかく真面目で一所懸命な姿が印象的でした。悩みの部分は、やはり福祉関係も人材不足。少ない人数でどう人を育てていくか・・・これは、鶏が先か、卵が先か・・・で話していても始まらず、同時進行で考えて取り組んでいく永遠のテーマかもしれません。

 

 

リーダー像と共に、すぐにでも取り組む課題と、大切にしていくことを発表していただきました。少し気になったのは、「今いる人材を大切にして辞めさせないように育てる」・・・同じような答えがたくさん聞かれました。もしかして、「辞めさせないように・・・」という発想で相対していると、言うべきことも言えない事態が起きているかもしれません。

 

 

「辞めさせない為に」ではなく、「ここで働き続けたい」と思える育成に切り替えていただくことを提案しました。すると、知らず知らずの間に、守りに入っていたかもしれない・・と返ってきました。

 

 

多様化の時代・・・自分たちが育てられたやり方は通用しないことは皆さんご存知です。部下の話を聴き、共感し・・・???と言う管理職たちは、迷走してしまいます。

 

 

しっかりとビジョンやミッションを伝え、共感してもらった上での話なのですが、多くの人は、ここが抜けてます。ここでもやり方ばかりに固執して、大事なBEの部分に意識がいかない、もしくは、そもそもが、目の前の仕事で一所懸命で考える習慣がなかっただけかもしれない・・・と最近思えるようになってきました。

 

これが理念浸透ソリューションを展開していく上でも、取り組み時のネックになる課題でもあります。このクラスが、これを頭の理解ではなく、ハートと行動で取り組んでいってもらってこそ、全体に広がっていきます。7回・・・一緒に悩みながら、本音で話し合いながら、皆さんと取り組んでいきます。

 

 

 

 

昼からの一番眠くもなるゴールデンタイムの休憩時間には、言語聴覚士の方が前に出てリフレッシュ体操をしてくださいました。「ワッハハハ・・」の腹から笑う体操は・・・本当に脳が喜んでいるようで楽しかったです。 楽しいから笑うんじゃない!笑ってるから楽しんですものね。お疲れまでした。
初めてお話してから、約一年越しでのキックオフです。ここから・・始まります。

 

 

今日もブログにきていただき有難うございます。