社会福祉法人清風会グループ 支援者の為のアドラー心理学『ELM勇気づけ勉強会』No.3
今回のテーマは第5章「自分のスタイルを明確にする」、第6章「セルフトークを意識する」

 

先ずは、午前グループ。第2回の振り返りから。第1章で人のモノの見方、考え方の違いを再認識して、第2章で、違いが違うからこそ、相手の話を聴いてみよう。話を聴くだけじゃなく、自分の考えを上手に伝えてみようと言うのが第3章。ところがなかなか上手くは伝わらない。それは互いの感情のすれ違い。特にうまういかない時のイラっとしたりの陰性感情を考えてみる・・・。

 

改めて、このELMプログラム構成は上手くできていると感じます。毎回と言っていいほど、誰かから「ここがよく理解できない」と、その章の終わりに感じる疑問受けますが、その疑問の謎解きは、次の章で扱う・・・と言う構成になっています。

 

 

第6章 「セルフトークを意識する」ワーク中。

 

 

午後の部。

一般の心理学では、その人特有の思考・感情・行動の特性をまとめて「性格」と呼び、性格が一度形成されると変わりにくいとされています。「だって性格だから・・・」と言った瞬間に、「変わるのは無理」って思っていますよね。

 

 

アドラー心理学では、本人が自覚して努力することで変えることができると考えます。性格と識別するために、「思考」「感情」「行動」のスタイルを称して【ライフ・スタイル】と呼びます。
ライフ・スタイルの定義:自己と世界の現状と理想に関する本人の信念体系
【自己概念:自己の現状】私は〜〜である。【世界像:世界の現状】世界(人生、周囲の人)は、〜〜である。だから、私は〜〜であるべき、自分が周囲からどう扱ってほしいか【自己理想:自己の理想の状態】・・・という信念体系から構成されるとしています。

 

 

面白いモノです。自分のスタイルが明確になるにつれ、その特性傾向に「あるある・・・」と納得もしながら、その注目は、マイナス部分ばかりにいきます。ライフスタイルとどう向き合うのか。自分の傾向を知ることで、自分の魅力に気づいてさらに磨きをかけることも、欠点と思われる部分を改善することも可能だということ。

 

 

良いところも、悪いところも背中合わせ・・・上手くいっている時は、その特性を上手に使えているわけですし、上手くいかないときは、その特性を過度に使いすぎているということ。その時に、新しいやり方を試みることにはリスクが伴います。そのリスクを引き受ける勇気が必要ですね。

 

 

第6章の「セルフトークを意識する」は、普段繰り返しているセルフトーク(心の中で自分に言い聞かせている言葉)が、知らず知らずに心に浸透して、自分のイメージとなり、日々の行動に影響を与えていることに気づきます。

 

 

「でもね」「どうせ無理」・・・なんて、言葉が自分を作っていきます。否定的が全部ダメなのではなく、否定的なセルフトークは、自分を守ろうとしている警告として捉え、今の自分でできることを考え、その言葉の後に、「大丈夫!必ず乗り越えられる」など、意識して肯定的な言葉を付け加えることで、自分を勇気づけましょう。

 

 

幸せの3条件の一つ「信頼(自己信頼・他者信頼)」・・・ただただ自分の持つ生きる力を信じることです。わかっているようで、案外知らない自分を知ること大事ですね。

 

理念浸透ソリューションへの取り組みの一環として、ボトムアップの「ELM勇気づけ勉強会」が、職員の皆さんの共通言語として、協働する礎となることを願っています。

一緒に学んだメンバーさんと一緒に♫お疲れ様でした。

清風会の案内看板が新しくなりました!!

 

 

新しく開設された住居スペース[ SEIFUKAI HONOKA ] どこかスタバを思わせますね♫

 

 

今日もブログにきていただきありがとうございます。