三刀屋金属株式会社 理念浸透ソリューション No.5
今回を含め残すところあと2回・・・スタート時にいただいたミッションは、「一人ひとりが自分ゴトとして自発的に考え、それを話し合えるようになる組織の下地を作る手伝いをして欲しい」でした。

 

 

長年トップダウンで指示がおりて来て、それを確実に実行することに集中して来た組織です。好むと好まざるとも、変わらなくてはいけないと頭ではわかっていても、なかなか行動を変えることができず、悩む姿もありました。

 

 

 

一番苦しまれたのは、管理職のMGグループかもしれません。
それでも、ワークの積み重ねをしながら、部署間を超えた話し合いを続けてきた事で、少しずつ変化が見えてきました。

 

 

午前中はMGグループ。前回、取り上げた職場の問題について、グループ毎に話し合いました。宿題として、その問題の深掘りをつづけて頂き、発表からスタートしました。問題解決に至ったかどうかではなく、どう話し合い、今後の課題解決への道筋を見出すかが焦点でした。

 

 

発表前の打合せ中。

 

 

発表の後、前社長白石塾長より、総評を頂きました。今捉えているところが、まだ本質の問題まで深掘りができていない事を、表を使用して教えて頂きました。

 

せっかくあげた職問は、今後も宿題として引き続き取り組んでいただくこととなりました。

 

 

それと関連して、職場の問題を考える時、必ず出てくる人の問題。ここに関しては、原因論で深掘りするのではなく、目的論で捉えてみることを学んで頂きました。
上司から見たとき、
やる気がない・・・
言われたことをやらない・・・
モラルが低い・・・
などなど様々な問題を感じていますか、人間の行動を原因論で突き詰めても、何一つ解決の糸口は見つかりません。それどころか、人間関係を悪化させて行きます。

 

 

そもそも私たちは「人の行動には、全てその人なりの目的がある・・・」という視点で考える習慣はありませんから、どうやら目からウロコのようでした。捉え方を変えることで、アプローチの仕方も変えることができます。また、一次感情を使って伝えることで、相手に響きやすくなり、人間関係修復にも使えます。

 

 

午後からは、主任・職長たちのSFグループ1
前回の続きで、ソーシャルスタイルを使ったアプローチ、人間関係をスムーズに進めるヒューマンスキルの一つを学びました。自分の行動スタイルを知ることで、他者の行動スタイルにも気づけます。自分を知る作業は、リーダーとしても欠かせない作業となります。

 

 

後半は、オープン・スペース・テクノロジー(OST)のミニ体験。全員があげた話し合ってみたいテーマの中から、4つ選び、分科会形式で話し合いをしました。自分が話し合って見たいテーマを自分で選び、集まったメンバーで進行していきます。

このチームは、「現場の人材育成」について話し合っています。

 

 

こちらは「システムの課題について」・・・丁度、そのシステム管理や開発を進める森埜MCが塾長代行でいらっしゃったので、グループに加わり白熱した話し合いがおこなわれています。

 

 

 

 

どんな話し合いがおこなわれたか発表

 

実に活き活きと、活発な意見が飛び交う話し合いが進んでいました。こんな風に話し合う機会を、多忙な時間の中でも作りだせたら、より良くなるための解決法はいくらでも見つかりそうです。

 

 

社内で起きていることを、「自分ゴト」として本気で考え、話し合ってみる!それにより、様々なすれ違いも減るでしょうし、想いを共有していくこともできます。研修5回目で、話し合うことの大切さを、改めて感じていただいた時間となりました。現場で小さな話し合いの時間を作ることから始めましょう。

 

 

今日もブログに来て頂きありがとうございます。