お家de happyレッスンin Fika 103回
今日のテーマは、「エピソード分析」〜ちょっとしたイラッとの中にあるキラキラの自分を見つけよう〜アドラー心理学」です。
まずは、近況報告からスタート。
その中でも印象に残ったのは、「最近、感動できなくなったのよね。【感情老化】なんじゃないかと。その上、ちょっとしたことでイラッとする自分がいるのよね。今日のテーマはぴったり!」
やる気が出ない、
急に泣いてしまう、
怒りっぽくなった、
何に対しても感動しなくなった
・・・などなど、これ感情が老化し始めているんだそうです。感情が老いると、頑固になり、アイデアが生まれなくなり、やる気も低下する・・・すると人生が面白くなくなる。どうやら、原因は、「前頭葉の萎縮」と「性ホルモン減少」が原因だそうです。 感情老化についての記事
身体が衰えるように、感情も老化するんですね!! 若く美しくいたい!とアンチエイジングに勤しむ人はいても、感情のエイジングには気を配る人は少ないってことですね。
そもそも、カウンセリングをしている時、「どう感じましたか?」と聴いても、感情ではなく考えを答える人が多い。そもそも日本では、「感情は表に出してはいけない」それを良しとした文化ですし、感情を言葉にしてあからさまに言葉で表現する習慣がないと言えるかもしれません。今は、企業研修の場面でも、私は「感情を扱えるリーダーになりましょう」と提案します。
エピソード分析とは、相手との何気ないやり取り(陰性感情を持つ)のエピソードを分析することで、私たちの行動の背景にあるその人特有の価値観に気づくことができます。そして、自分の望まない行動に苛立ちを感じたり、逆に仲間意識を持ったりしていることに気づけます。気づくからこそ、より良い人間関係のための行動を選び行動することもできます。
日常でのやり取りでのイラッを仲間と一緒に考えていって、キラキラの自分を見事見つけ出すことができました。同時に自分の価値基準にそれぞれが気づけました。
感情老化に陥ってる場合じゃない。脳の中でも海馬は死ぬまで成長することができます。ただ、海馬は古いことにはワクワクはしないんです。海馬は記憶や空間学習能力に関わる器官。脳に新しい刺激を与えて上げることで活性化します。・・・って、スローエイジング科学のお話をメンバーも思い出したようです。
お昼は、ゆきさんの次男くんも一緒に。院卒で就職が決まっている次男くんの話を聞いたり、高校生時代の出来事を、ネタにして興味を持ってもらっているなど・・・楽しい話を聞きました。特に、母であるゆきさんがこうして学び続けていることへの尊敬の念、そして母の進化を感じていることを、みんなの前で話してくれる姿に、いい親子関係を感じました。
アドラー心理学では、子どもの心が悪いから、子どもがよくない行動をする。親の心が悪いから、子どもが悪い行動をする・・・というようには考えません。親も子どもにも、心の中に問題があるのではなく、問題は、親と子の関係の中にあると考えます。関係を変えると、子どもは不適切な行動をしなくなります。この考え方を【対人関係論】といいます。
ただ、相手を変えることはできないので、関係を変えるためには、まず自分の行動を変えます。その結果、相手の行動も変わります。
エピソード分析は、まさに相手との関わり方を見ていくことで、より良い人間関係のもち方を学ぶことができるということですね。
人間関係において、双方の心の中には問題はありません。問題があるのは、双方の関係の中にあります。そう考えると、より良い関係作りが、より良い問題解決への近道であるようです。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。