アドラー心理学SMILE第4期【愛と勇気づけの親子関係・人間関係セミナー】
今回は、第3期のすももが補習で参加。会場は、よっこさんのピラティススタジオPolite Livingをお借りしています。
No.3 第3章「子ども(相手)を勇気づけよう」です。
アドラー心理学では、「褒める」「叱る」をお勧めしていません。「叱る」はよくないはまだわかるけれど、褒美と勇気づけってどう違うの??と思う方も多いかと思います。
私が初めてアドラー心理学についての本を読んだのは社研時代ですから、もう20年前くらいでしょうか。当時完全な縦社会の中にいた中で、「褒めない・叱らない」で引っかかってしまったことを思い出しました。
叱られると反抗する、かたや褒められたいの塊のような人間でしたから。いつも斜め読みの中で、褒美と勇気づけの違いが全く理解できていなかったと言うことです。
行動を促す道具としての褒美(物・金銭・ほめ言葉)は望ましくない効果があります。褒美は行動のプロセスに与えられるものではなく、結果に与えられるため、子どもの関心も結果だけに集中してしまうことになります。
考えてみれば大人の社会では、目標管理という名の下に結果主義で突き進んできた社会で何が起きたか・・・人々の心は疲弊し、心を病む人が増え人生に疲れ果てた人たちが増えましたね。
子どもの行動は、98%は親の注目を集めるためです。子どもは、褒めると褒められるための行動するけれど、褒められないとしなくなる。叱られると、叱られないために、言われたことだけしかしなくなる・・・など。
子どもの行動に対して、親がしがちな対応は、親の価値観にあうか合わないかで、親にそのつもりはないにせよ、行動の結果に対して、叱ったり褒めたり、プレッシャーを与えたり、競争心をあおぐ結果となりがちです。
実際に子どもの行動に対して、親のしがちな対応と勇気づける対応の違いを、ロールプレイで行います。広島弁や博多弁のいつもの口調で・・・子ども役になって聞いていると、子どもがどんな気持ちになるかよくわかるようです。
褒めると勇気づけの違いを明確にすることはできません。何故なら、勇気づけは、個々の言葉ではなく親の基本姿勢だからです。子どもを信頼し、尊敬し続ける親の姿勢が子どもに安心感を与え、子どもを勇気づけます。
とてもいいシェアがありました。『子どもは、子どものことに不安を感じている母親には話をしたくなかったんだと思う。そんな時はまともに話もしてくれなかったけれど、子どものことに安心して信頼している私には、自分の方から話をたくさんしてくれるようになった』ということです。
3期のすももは今日で全章修了となり、修了式です。
まだSMILEを学び始めたお二人には、未来に続く勇気づけを、そして私にはSMILEセミナーをやって良かった!と勇気づけしてもらった気がします。ありがとうございます。そして、おめでとうございます。
SMILEセミナーは、リクエスト開催となります。1名でもお申し込みがあれば、そこから開催日時を調整し、募集をかけていきます。SMILEセミナーは、子育ての為と思われがちですが、実は、親子関係は人間関係を構築していくためのベースになっているので、お友だちや職場の人間関係にとても役立ちます。一緒に学びましょう。
今日もブログにきていただきありがとうございます。