働き方改革と理念浸透ソリューションを考える

2019.11.08

理念浸透ソリューション 社会福祉人広島常光福祉会 「JYOUKOU塾」6回目。
研修はここでひと段落。次回1月に、研修報告会が行われます。
スタート時、次世代を担う理事よりご挨拶がありました。

 

「・・まだまだ不安や頼りないところもあるけれど、どうか協力してください!」その瞬間、参加者の表情が明らかに変化しました。みんなきっとそのひと言を待ち望んでいたんでしょう。現場は私たちががんばるから・・・と聞こえたような気がします。

 

 

今日のテーマは、「課題解決法」です。
薄々は気づいてはいるけれど、日常の雑多な業務に追われて、つい起きた問題に対処することばかりに追われてしまう・・・こんなことは誰にでも起こりうる事です。

 

 

そこで、まずは落ち着いて、この問題は、対処法でいいのか、本質の問題に掘り下げるのか・・・冷静に対応できるリーダーであってほしいものです。繰り返し同じような問題が怒るとしたら、やはり根本の問題が見えていないケースがほとんど。対処法のモグラ叩き担っています。

 

 

自分たちがあげた職問で練習。さらにメンバーの職問を全体で一緒に考えました。午後からは、OST手法を使い今みんなで話し合ってみたい課題を全員があげて、その中の4問について分科会を開きました。

 

 

 

話し合った解決法が正しいか、否かではなく、解決へ向けて最初の一歩を踏み出す、自分たちが何をどのように、いつまでに行動を起こすか・・・そのレベルまで話し合うことが出來ました。

 

 

 

終了後は、最終報告会に向けて決起大会。市内中心に戻り楽しい時間を過ごしました。

 

 

理念浸透ソリューションという形で、企業や組織と関わらせて頂いて改めて感じること。基本人材育成にも共通していますが、やはりトップがどこまで望み、どこまで本気かにかかっています。

 

変えたい!良くしたい!・・・と願い、動く社員がいても、トップが本気でそれを思っていないなら、その社員さんたちは疲弊するばかりです。いくら研修しようとも「でもね・・」となる。多様化する働き方の中で、仕事において目指すところは理念であったりビジョンの実現です。

 

 

長く続いた成果・結果主義、利益ありき体質のまま、上部だけ「理念・ビジョン実現に向けて・・・」なんてあり得ません。そのままで走ろうとする会社や組織トップの考え方が変わらなければ、何一つ変わることはありません。

 

 

そして、これからの日本の中小企業の抱える事業継承の問題。事業の受け渡しがうまくいかなければ、受け継ぐ後継者も新しい時代への組織作りの準備もできません。渡す側も、後継者も、両方に覚悟と決断が必要です。そこが世襲主義のままだとうまくいかないケースを教育会社時代から散々みてきました。

 

 

理念浸透ソリューションは、やはり、トップの決意と決断、そして共に良くしたいという社員がいてこそなんですね。社員教育で中堅の育成を、新人を・・とたくさんお手伝いしてきて、ここじゃないんだよね!! が今の私のお手伝いの基本スタイルになっています。

 

 

多くの企業や組織が、今、その変革を迫られています。働く人も、お客様も、企業・組織も、みんなが喜ぶ体質へのお手伝いをこれからもしていきます。働き方改革を進めていくには、根底の企業体質の見直しから必要です。そこから、本来組織が持っている「生きる力」を発揮できる組織に変革できます。

 

 

今日もブログにきていただきありがとうございます。