高見沢秀男さんの【地獄の登校日~ヘブンズドア〜】が届きました。夜寝る前、一度開きかけてパラパラめくっただけで思わず閉じてしまいました。何だか、いつもよくやるザックリ読みの習慣で読んではいけないような気がしたから。落ち着いて読みたかったんです。
私たちが追い求める幸せは人それぞれですが、自分の求める本当の幸せってなんだったのかと改めて問いかけられた気がします。そして、生きる意味・価値とは何かを自分で見つけ出すことの大切さに気づかされました。この天国と地獄を分ける究極の物語・・・すごい!
私自身ここまで生きてくる中で、長く感じていたいつでもその輪の中に入れない孤立感であったり、人の借金を払っていた時代の怒りや苛立ち、小さなことで言えば語りきれないほどの出来事があったけど、それがあったからこそ、今ここがあるとよく話します。
その『おかげ』で・・と言えるようになるには、どれだけの失敗を繰り返し、怒りや悲しみの中でイライラ生きていたことか。振り返ると、確かにうまくいかないときは、「アイツのせいで」「あのことのせいで」世界は私を孤独にし、私ばかりに嫌な思いをさせる・・・って考えていました。
想像すらできない凄い展開の中で、私もまたアローンのように、自分を愛しみ、生かして貢献するという気持ちを日々思い、行動し続ける人であろうと勇気づけられていました。いつの間にか、本の中でアローンと一緒に授業を受けていた気分です。
車の中で、誰にも気をとられることなく、一気に読んでいました。正にアドラー心理学を体現した、大人にも子どもたちにも読んで欲しい素敵な本でした。ありがとうございます。
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