今日はたのしみにしていた鶴田恵美子先生をゲストにお招きしモーリーと学ぶアドラー心理学【☔のち☀心のデトックスと勇気づけセミナー】№6
鶴田先生の著書『アドラーに救われた女性たち』が参考本。事前に読んで頂いて感想や質問を出していただきました。
たくさんの感想と質問を丁寧に読み解いていただきました。その一部をご紹介します。
『自己決定性』はアドラー心理学の一つの柱ですが、近年、「自己決定性」を自分で選択したんだから自分で責任を取りなさい!という風潮があることを危惧されていました。そもそも、自己決定性は他者に用いるものではなく、全て自分が幸せになるために、自分が今起きていることをどのように捉え対処するのかを決めることです。
つい大人のわたし達は自分の経験をもとに誰かが間違った道に進んでいるように感じていると、「それ間違っているよ〜」と言いたくなるし、教えたがります。この過剰な関わりが相手の気づきのチャンスを奪い、勇気くじきになったり足かせをかけたりしてしまいます。
つい教えたくなる・・・
つい言いたくなる・・・
なんて場面は、大概は他人の課題に踏み込んでいるということ。
教えたくなるのも言いたくなるのは自分の課題であり、相手を信頼していないことになります。相手への信頼があるからこそ、例え困難な状況にあろうと必ず克服できると見守ることができます。
わたし達は、その瞬間瞬間に、本能的・直感的に自分の目標に向けて動いているから気づけていないけれど、振り返ってみて「ああ、自分で決めたんだな〜」と思うことが大事。
ブレイクアウトルームで、鶴田先生のお話を参考に、『自分自身が今思うとどんなことを自己決定してきただろう』か話し合ってみました。
鶴田先生の幼少期、花の東京での出来事・・・7年ごとに迎える転機、本には書かれていないような自己開示までしていただきながら、どう自分と向き合っていくのかのヒントを次々と明かしていただだいたように感じました。
それでも日々の中で感情的になったり、悲しんだり苦しんだとき、どうその自分とつきあうのか・・・・また、目の前にいる人がどうしようもない状況にあるとき、ただ祈るだけ「祈りの力」も大切であることのお話も心に沁み込んできました。
たくさんありすぎて・・・全部は書けないけれど、皆さんのこの笑顔をみれば、どれだけ充実した時間になったかはわかっていただけると信じます。
最後に、【生まれた意味を輝かせる!!】・・・素敵なメッセージをいただきました。わたし達は50%(いやある心理学者は60%)は、親から受け継いだ遺伝的資質はあると言われていることを体感しているとありました。二度しかあったことのない父親の自由奔放な生き方と、それが嫌だった頑固なまでの母の生き方・・・その資質を持ち合わせながら、生まれてきた意味を自分で輝かせる生き方をする。
まさにアドラーのいう、何を持って生まれてきたかではなく、持って生まれたものをどう使うのか・・・それが自分を強くしたり、今ここにある自分を育ててくれたもの。もちろん、あるときはそれは劣等感にもなるけれど、劣等感の克服が勇気であり、克服することで劣等感を補償していくのだとつながってきました。
3時間フル出演いただき、たくさんの気づきの時間をいただきました。ここに至ったのは、実はコロナウィルスのお陰です。自粛生活の中でオンラインでつながることをしなかったらこの時間は生まれませんでした。みんなに紹介したかった、ひきあわせたかった鶴田先生に出演していただいてこんな貴重な時間がをいただくことはできなかったでしょうから。感謝感謝なのです。
コロナは確かに恐怖や不安をわたし達に与えているけれど、一方で、いとも簡単に時空を超えてつながれることを教えてくれ、家族のつながり、他者とのつながり、社会とのつながりの大切さも教えてくれ、もう一度、自分自身と周りとの関係を再構築していくチャンスをくれました。
アフターコロナでせっかく得たこのヒントをみすみす手放そうなどとは思いません。オンラインならではの学びの時間もこれからは併用していこうと考えています。
貴重な時間をありがとうございます。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。