6月スタートしました。5月・・・なにかに目覚め急き立てられるように、様々なチャレンジをしながら変化の一ヶ月でした。みなさんはどのように過ごされたでしょうか。
フランスのマクロン大統領は「新型コロナウィルスのパンデミック(世界的な大流行)には資本主義を作り変える力がある」とフィナンシャル・タイムズのインタビューでコメントしています。
コロナが収束しても、もはや「元の世界」には戻れないのではないか、どういう世界がその先に待ち受けているのかについての思索が世界で始まっています。その思潮には2つあるそうです。一つは社会インフラ破綻を一部受容したうえで「コロナ後のニューノーマルへの備え」を説くもの。もう一つは昨日まで求めても求め得なかった新しいノーマルを目指そうとする動き「社会の危機を入り口に」
日本では、リモートワークもオンライン学習もなかなか進んでいないのが現状のようです。その環境がないとか、システムが追いつかないとか・・・。それでもLINEやスカイプ、Zoomなどを使ったやり取りは一つふたつ経験されたのでは?!
実際、LINEやZoomシステムを使って断たれたコミュニケーションを何とか取りたいと連絡してみたら、使い方がわからない、やったことがない、生活に持ち込みたくない・・・など多数でてきました。それでもまずやってみよ!体験してみよう!と呼びかけて、初めてチャレンジしてくれ、新しいコミュニケーションのツールを楽しんでくれました。
ネストグループさんでは、夢志の巣塾の最終報告会をZoom併用で行いました。その後で迫会長より、これからの研修のあり方も、毎月全国から集めなくてもオンラインとうまく併用してやる方向で提案してほしい・・との依頼もでました。実際にオンラインでやってみて、会議のあり方や研修のあり方を見直す機会にもなりました。
企業での集合研修が叶わない、公開セミナーの開催も叶わない・・・という厳しい状況の中で、先日初めてオンラインZoomを使った公開セミナーも実施しました。やってみるとこれまでにはなかった、県外から参加してくださった方たちもいて、広がりを感じることができました。企業研修のあり方も、「ハイブリット型の学習・研修」が進んでいくでしょう。アナログとオンラインを融合してやることで、新たな世界が創造されるように期待もできます。
それでも、「いやいや、何も変わりはしないよ!」・・・と言う方もいらっしゃると思います。ただ、自粛解除はされても、元通りの生活にはならないのです。残念ながら収束はしても、終息にはなりません。過去の伝染病と人類の戦いを振り返っても、長いと3年とか戦って人類は生きてきたのですから。
「元に戻すために何をどうするか??」と考えるのと、「新しいノーマルを考える」のかでは、大きな差があると思いませんか。私には、後者のほうが魅力的でありワクワクもします。もちろん不安がないわけではありません。ただ不安と背中あわせの「期待」のほうが、これからの10年、20年を生きていくのが楽しいから。
まずは、親子の関係、夫婦の関係、チームの関係、社員と役職者の関係・・・見つめ直してみませんか。アドラーでは「民主的で勇気づけ合う家族(組織)の関係再創造のための、家族会議(組織会議)」をお勧めしています。すでに、小学校などでも取り組んでいるところがあります。赤坂版「クラス会議」〜人とつながって生きる子どもを育てる〜赤坂真二著は大人の世界でも見習いたいものです。
未来を生きるのは子どもたち自身です。未来の会社を運営していくのもあなたの部下たちです。大人のザ・昭和的な縦関係発想で物事を決めるのではなく、横での関係の中で物事を話し合っていくことで、新しい未来へ向けてのユニークな創造ができますね。
ニューノーマルな時代を生きる覚悟はできていますか?
大丈夫! わたし達は、コロナ自粛生活を生き抜いてきましたし、過去のたくさんの困難も乗り越えてきている。10年前にはなかったスマホだって、受け入れ扱えるようになっていますから。
アフターコロナ・・・新たなチャレンジを楽しんでいきたいと思います。
今日もブログに来ていただきありがとうございます。