時代遅れと言われる日本の「カイシャ」・・・昭和の成功体験から未だ抜け出せず苦労されている管理者は多いようですね。今だ続く【新型コロナ】・・・これはもうチャンスでしかないような気がしませんか。

すでに働き方そのものも、変革を余儀なくされ、あれほどムリだと避けてきたオンライン活用も急速に進み始めているんですから。

 

ただ・・・一番変えなければいけないのは、【人と人との関係のあり方】ではないでしょうか。
という私自身も、バリバリトップダウンの競争社会の中で生きてきた人間です。上にたっていたときは、やはり指示命令で人を動かそうとしていました。思い通りにいかないと、モノに当たったりもしていました。

 

「お前の課題は感情のコントロールだけだ!!」と上司から常に言われ続けてきました。不条理だと思えることは言わずにはおれない、例え上司であろうと辞表を武器に戦うき満々でも無様に叩きのめされる。やられないためには数字だけがものを言う・・・結果が全てだとさえ思っていたときもありました。その頃上司に言われたのは「清濁合わせのむ(心が広く、善でも悪でも別け隔てなく受け入れる)」でした。

 

やはり転機は、起業前に学び始めたキャリアカウンセラーの学びでしょうか。個と組織の共生を目指す時、個の成長なくして組織の成長はない。自分という人間を知り、どうありたいかも自分で決める。そこで必要になってくるのは、やはりヒューマンスキル・・・自己理解・他者理解。同意を得るためには立場はあれども、横の関係で話し合うことの大切さでした。力でねじ伏せるのではなく、双方の目的の一致とその実現のために今一番チームにとってのベターな選択ができること。

 

なんと傲慢であったか・・・と恥ずかしくなります。それでも当時お客様のところで組織のキャリア開発について話すと、「個人が自分のキャリアを考えるなんて、頭のいい奴は辞めてしまう」なんて言われ続けました。ここ10年でやっとキャリア教育も定着しつつありますが、それでもまだまだ組織主導の考え方は消えてはいませんでした。

 

成果や結果がすべての時代で起きたことは、心を失い自殺者が多発する事態でした。ようやく「働き方改革」が始まりました。その言葉が世に出てきたときやっと共生の時代がくるんだ〜〜とため息をついたものです。
変わらなければいけない・・・でも変われない!!

 

長年染み付いたやり方は、そう簡単には変えることができず苦しんでいる時、【新型コロナ】が世の中を一変させました。変わらざるを得ない事態がやってきたのです。そう考えると今がチャンスでしかないと思いませんか。

 

 

 

 

The昭和のオヤジで何が悪い
昭和、平成、令和を生きている
物言わぬ背中を見て習い、
時には筋の通らぬトップダウンに泣き、
それでも踏ん張って進んできて今がある
でもね
手紙→電話→ポケベル→携帯電話→スマホに乗り換えてきたように
対人関係も変換対応するしなやかさも必要
自分を諦めない
方法はある
-Morley-

なんて・・・思ったわけです。
実はその方法の一つに【アドラー心理学】にあります。

心理学というと毛嫌いされる方も多いのですが、はっきり言います。組織の人間関係形成にこそ活かせるんです。アドラー心理学は子育ての心理学じゃないの??って言う方も多いのですが、違います。自分育ての心理学です。そして課題解決ができる心理学です。
実際に、大学で10年以上やっていた「コーチング」という名の講義でやっていたのは、学校では教えてくれない自分の人生のあり方や自分の育て方であり、アドラー心理学はとてもわかり易く取り入れることができました。また、企業研修で得意の「理念浸透」のためのプロセスでも人間関係と組織のあり方をアドラー的発想で共有していく…すると、とても効果を上げています。

「人生で、自立して働き続け、避けること のできない課題を、
自分には関係がなく 他人が解決することであると考えるのではなく、
それを解決するために、自分の問題として見られること」
「共同体感覚は 生まれながらの可能性であるが意識的 に育成しなければならない 」

ーアドラーー

今日は、まさに自分自身が昭和のオヤジ(オバハン)として、ここまでの自分を否定するのでもなく、だからといってひけらかすのではなく、未来へむけて今自分にできることに思いを馳せ・・・発信してみました。一緒に楽しんで進化してみませんか。
今日もブログに来て頂きありがとうございます。