マリーナ・ブルフシュテイン博士に学ぶアドラーウィークがスタートしました。

今年は残念ながらオンライン・ワークショップです。2018年4月福岡でのワークショップに初めて参加してから3年目。大好きなマリーナにリアルで会えないのは残念ですが、オンラインならではの集中して学べる良さもあります。

 

 

 

 

11月1日のワークショップからスタートです。
アドラー/ドライカースから私たちへ、そして未来へ
〜アドラー心理学の系譜〜
【アドラー心理学の理論と臨床における発展】
ーアドレリアンとは?誰がアドレリアンか?私はアドレリアンか?ー
マリーナ・ブルフシュテイン博士

 

 

アドラーが生きた1970年から1937年・・その歴史背景の中でアドラー自身も変化し続けていました。大きくは戦時下でのアドラー、それ以前のアドラー、確率期のアドラー、アメリカ移住から亡くなるまで・・・。そして、それを受け継ぎ進化し続けるアドラー心理学。様々な学派があるけれど、正しい・違うではなく、共通しているものをみていく・・・どこにフォーカスするのか。

 

 

その背景や特徴を理解して、原理原則を踏まえたうえで【自分はどうありたいのか、どう行動していくのか】を問い続けた時間でした。実習のグループワークを繰り返す中で、メンバーのアドレリアンとして自分の大切にしたいものが明確になり、さらにメンバーからのアイデアで思考がどんどん広がっていく楽しさを感じました。

 

 

********とても心に残ったアドラーの教えついてのメモ**********
*1920年代、「犯罪に手を染める子どもはいない。子ども時代の今日行くがうまくいっていなかった」というアドラーの言葉は革新的であったそうです。それは誰もが良い行いをしたいと考えていたから。勇気が削がれている。

筋肉は誰でも持っている。『勇気という筋肉』トレーニングして鍛えなければ、それがあることさえ気づかなくなる。トレーニングを創めるにも勇気がいる。なぜなら筋肉が痛むから。人生に立ち向かうときも同じ。それに立ち向かう勇気と貢献する勇気が必要。

 

 

 

 

 

そして、今日。

 

 

アルフレッド・アドラー博士生誕150周年記念 『マリーナと祝うオニオン・ロール・ティ・パーティ』
オンラインでどんなパーティになるのかとドキドキしていたのですが、それは遥かに想像を超えた最高の時間でした💕

 

 

それはそれは趣向を凝らしたもの・・・マリーナが自宅キッチンで、アドラーが好きだったというオニオンロールをアドラーがニューヨークで通って朝食に食べていた店のレシピどおりに作る姿をビデオで観ながら、途中途中でグループワークをしていくもの。

 

 

それが、めちゃ楽しくて、まさに『オニオンロールと共同体感覚』

 

 

これはマリーナからオニオンロールを焼き上げた写真(水野美津子さんのブログより)

 

 

 

 

そして、【物語の時間】には、このオニオンロールパンをアドラーが好んで食べていたことを知るに至るお話。そしてそれをレシピ通りにみんなの前で作りながら、マリーナがたくさんの願いをかけてくれていたこと。そこにマリーナの愛が溢れるほど伝わってきて涙がこぼれそうになりました。

 

 

マリーナがアドラーの弟子モザックが亡くなる数日前に「アドラー心理学が盛り上がりつつあった60年代〜70年代って、どんな感じだったんですか?」と尋ねたところ、モザックが一言「We are believers」と答えたそうです。
私たちは信じている者たちである。私たちは信じているから全てうまく行った・・・

 

 

もしかしたら、ワークショップ以上に、このハートで学んだこの時間が一番の学びの時間になりそうです。理論も技法も大切だけど、日々の生活の中で全てに3つのGを意識し行動し続けること、そして自分と周りの人を信じて生きることで素晴らしい世界が生まれる・・・それをオニオンロールパンを作りながら体感させて頂きました。

 

 

やさしく(Gwntle)
気前よく(Generous)
共同体感覚(Gemeinschaftsgefuel)
・・・そして信じる We are believers

 

 

最後に、インドの干ばつした村で雨を降らせた女の子の話をしてくれました。
自分の傘を持ち歩く。必要なとき「この傘いかがですか」といえば私たちはもっと豊かになっていく。傘を差し出し合う・・・そのためには、二本必要になりますね。

 

 

どんな理論のテキストや本よりも、マリーナとみんなで共有したこの時間は、心に沁み込み心豊かになる時間でした。マリーナ博士のように、そこにいる人達みんなを愛で包み込み勇気づけられるアドレリアンになりたいと素直に思いました。

 

 

実は、このパーティは来日して、大阪でキッチンが借りれるホテルを探し出し、リアルに目の前でオニオンロールパンを焼き上げながらの予定だったそうです。すごいでしょ〜〜〜。次は、私と学んでくれている仲間とも是非参加したいです。まだまだあるけれど、またシェアします。

 

 

みこちゃんとマリーナ博士

 

 

今回、通訳でありこの素晴らしい企画をしてくれたみこちゃん(私のアドラー英語の先生でもある水野美津子さん)、ファシリテーターの梶野真さん(日本アドラー心理学協会代表)ヒューマンギルド、運営スタッフの皆さんに感謝感謝です。ありがとうございます。

 

 

終了後・・・まずは、父のところへ。一緒にTVでカープ観戦をしながら、一緒にいること、話を聴くこと・・・私自身の心が豊かに満たされていることを感じながら、父のためにできることは何か考えて過ごしました。

 

 

この週末も二日間のワークショップがあります。まだ間に合いますよ〜〜。
マリーナのワークショップは最高に楽しいですよ。ヒューマンギルド申込みページ

■□ 11 月7・8日(土日) 9:00-13:30
テーマ: 所属と共同体感覚:
理論から実践まで ~居場所があるということ~
受講料:28,000 円(税込、メールに添付送付の資料代込。)

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。