マリーナ・ブルフシュタイン博士のワークショップ二日間がスタートしました。11月1日の【アドラー心理学の理論と臨床における発展」〜アドレリアンとは?誰がアドレリアンか?私はアドレリアンか?〜からスタートして、3日の【アドラー生誕をマリーナと祝うオニオンロールパン・ティ・パーティー】・・そして、二日間の【所属と共同体感覚:理論から実践まで」〜居場所があるということ〜

 

 

【所属】・・・と聞いただけで、少し胸がキュンとなるような感覚を私は持っています。所属と共同体感覚・・・それは自分にとっても、人生においての大きな大きなテーマであることだけはわかっているからだろうか。

 

 

「所属はDefault (初期値)では、ありません。努力が必要なんです。」
え〜〜努力が必要???????? 

 

マリーナが簡単なワークで教えてくれました。両手で指を組んだ時に右の親指が上になるか?もしくは左の親指が上になるか?・・・・そのどちらがいい悪いではなく、その逆をやってみる。

 

 

 

あれれ・・・この違和感、落ち着きの無さ・・・いつもとは違う感覚。所属には、この感覚が伴うもの。日常で感じている感じとは違う感覚が必要とされるんだそうです。いつも通りにしていて手に入るものではなく、自分の努力が必要なんだと。

 

 

ここから始まるワークショップの中で、それが鮮明に明らかにされていくんだと覚悟した(何故か)始まりでした。
初日、わかったことは、いつも自分が感じていて仲間にはよく話す「私は、学びとかの場などでも、どこか所属感を感じることができない」

 

 

これって、このいつもとは違う感覚が嫌で、自助努力をしようとしないでいただけなんだと。トホホ・・・。

 

 

理論や歴史的背景、テクニックなどもありますが、仲間のデモンストレーションは、自分自身をも映し出されたくさんの気づきをもらいました!!

 

 

 

印象の残ったスライドの中で、「Slide19 社会が子供との間に築く関係性が果たす役割は、子供の発達のあらゆる面に老いて、ますます大きくなる・・・ という章がありました。
”所属している”という感覚・感情、つまり共同体感覚social interestは、子どもの精神に[深く]根づいており、個人の精神生活の最も深刻な病的変化のもとでのみ、彼から離れるのである。A・アドラー、1956年p.138

 

マリーナが教えてくれました。1970年のワシントン・ポストにアドラーについて書かれた記事があったことを。アドラーが亡くなって100年後。教育というものが、本の中ではなく、人間と人間の間でおきる。記者はアドラーが書いたものの中に大事なことを見つけました。本当の所属とは、とても親密で人数の少ないところでのみ発達させることができる。(つまり家族の中)良い教育とは、所属についての教育である。そして、それは本を読むより、とても近い関係の中で起きる

 

アドラーは、本や記事、論文を書くことより人々と話すことを好みました。アドラー心理学は、アドラーが好んだように、人と直にあって対話の中で学んでいく。アドラー心理学の概念について教えるのではなく、所属を感じることを体感するのだと。

 

 

 

・・・アドラー心理学について声をかけると、多くの答えに共通しているのは、「本で読んで知ってる」です。ふとそんなことを思い出しました。

 

 

 

 

 

集合写真・・・これって参加者のみなさんが、それぞれ自分のイメージを表現したもの。楽しくて、深いワークショップは、マリーナ博士からはもちろんですが、仲間たちからも学ぶ時間でした。

 

 

終了後、SMILE【愛と勇気づけの親子関係・人間関係セミナー】第8期第7章でした。
もちろん、手を組んで違和感を感じるワークやってみましたよ〜〜。自分の課題、頭じゃわかっちゃいるけれど・・・やろうとしてもなかなか出来ない!!

 

 

まさに、違和感を感じながら新しい戦略はやってみなきゃいけませんね。

 

 

 

 

ベタな広島弁で、ロールプレイ中。「あったあった・・・こんな一幕」苦笑い中。子育て中のこと、仕事での場面、そしてこれからくるであろう未来での夫婦、そして人生において・・・まだまだチャレンジが必要ですね。分かち合いながら、一緒に考えやってみる大切な時間です。

 

 

アドラー心理学【SMILE愛と勇気づけの親子関係・人間関係セミナー】は、この11月末で新改訂版となります。そのため、第9期の募集は12月からとなります。是非、お問合せください。再受講も大歓迎です。

 

 

今日もブログに来ていただきありがとうございます。