久しぶりのお勉強インプットタイムです。日本個人心理学会 第5回会員の集いに参加していました。シンポジュウムなどタイミングが合わず登壇されていなかった向後千春先生のお話・・・なんとラッキーなことか。

 

 

 

 

向後先生は、意図的にiPadに手書きしたテキストを使われていました。それがまずかなりのインパクトでした。温かくてなんだかいいな〜。テーマは【”勇気”について考える第1回大会に先駆けて】でした。

 

 

勇気/勇気づけの概念的定義や操作的定義のお話は、アドラー心理学を伝える立場としてもまたカウンセリングやコーチングの場面でも、とてもわかりやすくストンと入りました。

 

 

学会の集会に参加して思うことは、参加者は臨床・教育・産業と様々な立場からみえています。それぞれの立場からの現状を踏まえての質問はとても役立ちます。自分の目の前で繰り広げられる世界の中でだけ物事をみていると、どこか偏ってしまったりしがちです。違う分野からの話は視野が広がります。

 

 

個人的には、激変した社会の中でアドラー心理学はどう展開していくかに興味があります。だから質問タイムで触れられた、21世紀は心理の時代と言われていて、これまでの言われていたヒューマン・キャピタル/ソーシャル・キャピタルというその人の資本は、実はその根底にあるサイコロジー・キャピタル・・・つまり自分をコントロールする心の資本が大切であり、そこをトレーニングする必要があるというお話が興味深かったです。

 

 

マインドフルネスやポジティブ心理学が注目を浴びている背景もみえて面白い。それらに共通する自分の”注意”の視点をコントロールする練習は、アドラーの勇気づけの実践にも無くてはならないもの。これからを生きる私たちが身につけていきたいものです。

 

 

もう一つ、質問ででた家庭の中でそこに所属していることは基本的には嬉しいが【家庭の中で役割を押し付けらら得ていてストレスを感じている子どものケース】について。

 

 

「あなたはうちの子だから・・」と押し付けられている状況ですでに勇気くじきであり、縦方向で相手をコントロールしようとしている所属とは「あなたはここの一員であることを選択できる」ということ。それ以外の共同体を見つけることもいい。成人したらでていいんじゃないか。そこ以外のところでたくさん共同体感覚を果たしていれば、少なくても一つだけでもあれば生きていけるとのお話。

 

 

勇気づけは、どんな行動や言葉がけであっても、相手が所属と価値を感じることができていればゆうきづけという。勇気づけは「相手」がいる話であって、それを勇気づけしようとすることで、魔法の言葉などない。そこで何が起こったかによる・・・。

 

 

親と子ども、上司と部下・・・勇気づけの決定打のような言葉を聞かれることが多いけれど、まず自分自身の姿勢や人生に対する態度からですね。マリーナ博士のセッションでも居場所と共同体感覚がテーマでした。つながってくる〜。まだきちんとまとめていないのつらつら書いてしまいましたが、一度整理してまたシェアしていきたいと思います。

 

 

向後千春先生は、とても気さくで惜しみなくたくさんのお話をしていただきました。感謝です。

 

 

まとまり無いですね。また、きちんと整理してご紹介しますね〜!
今日もブログに来ていただきありがとうございます。