カウンセリングの場や、開催しているお話会の場で最近よく「パートナーシップ」という言葉が出てきます。みなさんカップルや夫婦関係での悩みなどで使われます。

 

 

ビジネス用語としての「パートナーシップ」は、企業同士の協力関係や提携関係を意味して使用されたりします。企業研修では、チームビルディングの際、協働のコミュニティー形成をしていく上でも欠かせない要素として、立場関係なくみんなに求められる「リーダーシップ」「メンバーシップ」「フォロアーシップ」3つのシップの説明をよくします。そこにも交互相互に育ち合う「パートナーシップ」は欠かせません。

 

 

「パートナーシップ」は、「協力」「協調」「共同」「組合」という意味の言葉です。もうひとつ大事なポイントとして、〜シップ(〜ship)とは、各人が役割を引き受ける選択をおこなうことです。それを持とうとする姿勢が問われます。

 

 

と、これをカップルや夫婦関係の問題で考えたとき、そもそもスタート地点で人生を共にする協力者であり、共に責任を引き受けようね・・・という約束が交わされていないのかもしれない。あ!いやいや、結婚式場や協会で「病める時も・・」なんてやりますが、その時はそう思っていても日常生活に入るとどこかに忘れ去られてしまうのかも。

 

 

仕事や行事などでは、目的を決め、目的を達成するための目標やどうするかは決めるけれど、カップルや夫婦関係になると「どんなカップルでいたい」とか「どんな家族になりたいか」・・・などは曖昧なままで付き合いや共同生活を始めたりするのかもしれませんね。そして時間が経てば、環境も状況もどんどん変化していきます。すれ違いは起きて当然ですね。

 

 

だから、コミュニケーションが必要になるということです。そして、できればこれからのカップルや夫婦・家族の関係について、今にあう共通認識を確認しあう必要がありますね。「いや〜〜今さら」なんて方もたくさんいそうですが、コロナで加速してきた働き方や経済状況だからこそ、やりましょ!!

 

 

家族会議ファシリテーターでもありますが、家族会議に向かうには、まず日常の中で話し合う「対話」できる状態をつくることからです。その時、カップルの、夫婦の、家族のどうありたいか・・・つまり何のためにという大義がないとブレてしまいますね。

 

 

会社組織でもここを大切にせず、目標管理だけに目を向けたためにココロを壊す人がたくさん出ました。会社が一方的に決める時代ではありません。学校クラス運営でも同じこと。【目標の一致】つまり、お互いがどうしていきたいかから始めると、問題が起きたときにもそこに戻って話し合いをすることでもっとスムーズに話し合えるはずです。

 

 

パートナーシップが双方に、チームに育っていくと、違う場面でもお互いに対話の中で、より良い関係が作れそうです。私たちは社会性の中で生きていることは間違いありませんから。あ・・・家族の場合は、まず、夫婦の対話からですよ。

 

 

 

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