様々な話題に沸いたオリンピックが閉幕しました。開催の諸問題については置いておいて、純粋にアスリートたちの姿に心惹かれ突き動かされるような何かを感じていました。この日のために様々なことを犠牲にしたり我慢したりしながら、思い通りの結果を得た選手、報われることがなかった選手様々でした。その全ての選手やサポートしてきたみなさんに心から感謝の気持ちを送りたいと感じました。

 

 

今日は少し別の視点から・・・。試合に挑むに当たっての印象的なお話です。

 

 

飛び込み選手としては、史上最多のメダルを獲得したトーマス・デーリー選手が、観戦会場で編み物をしていたことが注目を集めていました。記事の内容と捉え方は色々のようですが・・。
私はこれこそ彼流究極のマインドフルネスであると感動しました。

 

 

 

 

4年に一度、今年は5年目開催となったオリンピック。通常の大会以上に国の期待や様々な期待とプレッシャーの中で戦うアスリートたちの心情はいかほどかなど、想像の域を超えているはずです。

 

 

テクニカル面もフィジカル面も鍛えに鍛え上げてきたアスリートたちが、ここぞの場面でここまでの努力の積み重ねで最大のパフォーマンスを出し切るためには、メンタルこそが鍵をにぎります。そんなの気合いと根性だ〜〜〜なんて時代遅れです。

 

 

 

 

他にも、フェンシング男子エペの日本勢初優勝を果たした見延和靖もインタビューで包丁研ぎをしていることを話してくれました。「スポーツって、波を作ることが大事。波を上げていくときに研ぐんです」。ここぞの遠征前には集中力を上げるため、地元福井の名産の包丁「越前打刃物」を手に取る。「気持ちが落ち着く。研ぎ澄まされている感覚がある」。長い時は1時間。気が済むまで研ぎまくる。

 

 

スポーツにも、情動をあげていく必要のあるものと、沈めて研ぎ澄ましていく・・両方が必要なのですね。不安や雑念から抜け出し、研ぎ澄まされていく自分を感じることができてその感覚のまま試合に臨むことができるということですね。日本の選手たちが世界に通用するようになってきたのは、精神論ではなく、この心身と脳のメカニズムもトレーニングに組み込まれるようになってきたからだと言われています。

 

 

これは何もスポーツ選手たちだけの話ではありませんね。
私たちの日常でも人生を生きていく上で起こるほぼ全ての問題は人間関係に起因しており、そこに深く影響を与えるのは、情動(感情コントロール)の課題であることは紛れもない事実です。企業研修の中でも必ず感情の取り扱いや修復法を取り上げます。

 

 

感情の仕組みはもちろんですが、マインドフルネスやレジリエンス力の高め方まで。自分の心を扱えなくて、コーチングなどテクニックだけで対人関係は解決できませんから。感情を扱えない上司は部下育成もうまくいきません。まずは、自分自身のありようを決断し日々そのための訓練を重ねることスポーツ選手から学ぶのは、試合の時だけではなく、日頃からの訓練の賜物であること。日々の生活の中から習慣づけが必要ということです。

 

 

ここからは私ごとですが、どんなに自分の心身を整えることを学んでいても、揺れる時は揺れます。毎日が、動き(ムーブメント)の中で生きていますから。その時々で、自分の心を整える方法を使います。セルフモニタリングをして内省したり、自分の思考・感情に気づき受け入れた後は、整える作業を繰り返します。

 

 

 

 

 

これは、頂いた紫陽花やラベンダーのドライフラワーを使ったリース作り。目の前にあるドライフラワーに集中してリースを作っていると雑念などどこへやらです。

 

 

 

 

 

パイアートなどオイルクレパスでお絵描きしているのもその一つ。そしてその作品にも今の心情がありありと出てきます。可視化することで、自分でも気づけない気持ちが浮かび上がります。これも自分自身と向かい合う作業の日一つです。

 

 

そして、もう一つ、ブレインアナリストとして脳傾向性診断をしていますが、そのメニューの中にも脳の傾向性を知ってメンタルを強化するための【スポーツブレイン〜アクティベーション〜】があります。これを軸にサッカーブレイン、ゴルフブレインなどがすでに受けていただけるようになりました。これが実に面白い。

 

 

脳傾向性診断では、今の情動やストレス度、どんな風に感情を使っているか、コントロールできているかまで数値化されてわかります。自分を知り活かすための「きっかけ」となる最強ツールです。その感情や考え方を生み出した自分の習慣を見直す時に使っているのがアドラー心理学です。ただ、いくら小さな頃からの心と行動の習慣を心理学で伝えても、なかなか納得はしてくれません。人は数値化されて目の前に出されると嘘のようにストンと自分の中に受け入れていきます。

 

 

心の時代・・・あなたも最大限に自分を活かし切るための方法試してみられませんか。そのお手伝いをさせてください。

 

今日もブログに来ていただきありがとうございます。