このところアドラー漬けの日々・・学び直しを始め、新たな出会い、そして広島発Fami Pの活動と。コロナ禍・・・またまた緊急事態宣言延長も決まりちょっぴりふん詰まり感は否めませんが、誰もが行き詰まり感や不自由さを感じながらガンバっていますから、私がヘタってるわけにはいきませんね。

 

 

広島常光福祉会さんのJOUKOU塾第3期目がスタートしています。理念浸透ソリューションの一環として前期に続き今期も、次期リーダークラスの現場力UPのため、ELM勇気づけ勉強会が導入されています。午前のクラス、午後のクラスが月2回、2章ずつ学んでいく計6日間コースです。一般向けのELMと違うのは、福祉の現場で働く方たちのためにアレンジが加えてあります。

 

 

 

 

 

今日は第3章「言い方を工夫する」と第4章「感情と上手につき合う」でした。午前、午後の参加者の皆さんたちが一番印象に残っていたのは感情の取り扱いのようです。

 

 

私たちは、目の前で起きた出来事に対して、自分のこれまで生きてきた経験や体験を通して意味づけや価値づけをして、決断・決意して行動を起こします。その時のイラッとしたり、不安になったりの陰性感情を特に扱います。

 

 

そのイラっや怒りは実は二次感情と呼ばれます。誰かが何かを言ったからイラっとしたわけではありません。その奥にある相手に伝わらなかった残念な思いや悲しみ等が怒りという形で相手にぶつけたり、ぶつけないとしても、自分で我慢し押し殺してより怒りを増幅さしてしまったりしているので一次感情は、残念さや悲しみ等ということになります。

 

 

今回は、もう一つ深堀していただきました。その一次感情の奥にあるキラキラとした目的に焦点を当ててみる!!

 

 

利用者さんたちはいろいろな方たちがいます。乳幼児から高齢者まで。そんな中でも、認知症の利用者の方が突然大きな声を出されたり、手をあげられたりすることだってあります。その時、スタッフはもちろんグッと堪えてなんとか気持ちを落ち着かせてもらうわけですが・・。利用者さんを勇気づけ支援する仕事をしながら「勇気くじき」にあっていることもあるんですね

 

 

一次感情は、懸命にやっているのにわかってもらえず残念だったり、お互いが怪我をしてしまうのではと恐怖感を感じたりするようです。そこをもうひと掘り・・・その奥にある目的に焦点を当ててみました。

 

 

『安心して穏やかに落ち着いて過ごしてほしい』・・・この気持ちすごくないですか? 他の参加者の皆さんからも拍手が起こりました。この業界で仕事をしている人たちは、福祉に対しての強い想いはお持ちです。ただ・・うまくいかない時など、感情の奥にあるこの想いに焦点を当てることができる人はなかなかいないようです。まず、一次感情や感情には目的があることさえ学校では教えてくれませんから。

 

 

逆に、自分が感じていた陰性感情に対して「自分でバツ✖️だ」と自分を責めていたようです。自分自身が目指している福祉の姿に焦点を当ててみることで、挫かれそうになった心を立て直すことができます。もちろん、認知の入った利用者さんに、その気持ちが伝わるかどうかはわかりません。その想いが伝わらず悲しかったり、残念だと思っている自分を責めることはやめれると思います。そして、その利用者さんには伝わらなくても、一緒に働く仲間と励まし合い勇気づけあうことはできそうですね。ストレスを跳ね返すレジリエンス力にもつながります。

 

 

 

 

最後に上げていただいた今日の学びのポイントでも多くの方達が上げていました。一人ひとりの気持ちがとってもあたたかく福祉の仕事にかける思いを感じて感動しました✨ 私が勇気づけられた気がして嬉しかったです。

 

 

現場のチームビルディングにもアドラー心理学「ELM勇気づけ」は活用できます。 間違いなく学び合う組織の根底を支える心と行動を育てていけます。心理学というと小難しいと思われる経営者も多いようですが、実にシンプルで使える心理学です。

 

 

多くの組織や企業が直面してるザ・昭和的な風土からの変革も、一人ひとりの心を育てることからですELM勇気づけ勉強会をはじめ、組織力をUPさせる基盤作りは、ぜひお問い合わせください。

 

今日もブログに来ていただきありがとうございます。