今週は個人セッションをはじめ、アドラー心理学デーが続きます。

 

昨夜は『MasterMorleyと夜な夜なアドラー』でした。36回目。アドラー心理学を知っている知らない関係なく、安心安全な場で本音で語り合ってみようというお話会です。

 

 

 

丁度北京オリンピック真っ最中。自己紹介とウィンタースポーツについて語っていただいた後、お題が出なかったので、私が気になっていたことについて。スキージャンプチーム戦で好滑走だったにも関わらず残念ながら失格となった高梨沙羅選手。そしてチームのメンバーたちの様子。色んな報道がされていますが、そこの部分は置いといて。

 

 

Q「スポーツに関わらず、チャレンジしたことが失敗に終わり失望で一杯になっている人を前にした時どうか変わるだろうか?」でした。

 

 

アドラー心理学では「勇気づけ」を推奨していますが、こんなシーンではこちらがどんな勇気づけの言葉をかけたとしても心に痛く厳しいものになるケースも多いようです。どんな言葉をかけるか、自分がその本人であればどう感じるかなど話し合いました。

 

 

そのことには触れずに「ご飯でも行こうか」と誘う。「どうしたの?」と話を聴く。本人からそのことについて話し始めるまでは触れずに静かにサポートするなど。逆に、自分であれば、そっとしておいて欲しい。励ましや勇気づけのような言葉も自分の気持ちなんて分かりもしないのに簡単に言わないで・・」。ただ、なんでも話し合える関係であればイジってくれる方が楽かもしれない。触れては欲しくはないけれど、疎外感を感じたらキツい。

 

 

その状況によりもちろん色々あるでしょう。このような場合は勇気づけをするというより、勇気くじきをしないようにすることに気をつけたいですね。言葉以前にこちらの姿勢も問われる気はします。ここで大事になってくるのはやはり「関係性」でした。そして、「心理的安全性」。

 

 

心理的安全性とは、組織やチームの中で自分の考えや気持ちを安心して発言できる状態のことです。(組織行動学 エドモンソン提唱)今、会社などで改めて取り上げられています。ここ大事ですよね。縦関係の社会では声が大きい人、立場が上の人の一言があると他の人たちが発言できなくなるようなことはあるあるですから。

 

 

それでなくても私たちが強いられているマスク生活は、表情や意思が伝わりにくいものです。コミュニケーションも不足気味です。コロナ感染への不安以上に心理的な圧迫感をいつも以上に感じやすい時。気をつけたいですね。

 

 

 

 

アドラー心理学の実践は勇気づけですが、関係性や心理的安全性も重なる部分です。こんなこと真剣に話し合ったりします。もちろん全然関係ない話もありますが。

 

 

企業保健師さんをしているさやかさんから、諏訪中央病院の玉井医師の新型コロナ感染を乗り越えるための説明書がオミクロン編で更新されていることを教えてもらいました。ご参考ください。

 

 

毎回、あっという間に11時を過ぎてしまう夜な夜なですが、本音でしゃべり合い意見を交換しながらアドラー的関わりを意識する時間です。

 

今日もブログに来ていただきありがとうございます。