久しぶりblogを無性に書きたくなった。
【アドラーの教えを息するように生きる 】1
・・なんて大そうな項目をつけてみたけれど・・・実際は、そうありたい私であるということ。
新山口に学生と社会人のシェアハウス【アカデミー・ハウス】がある。山口県を支える未来のリーダーを育てるために作られた取り組み。今年は3期目。
その中に、第2期から延長で居残り組4人の社会人がいる。今年からその4人のメンターとして、ほぼ週一で入っている。(以後、チームマグ)
グループセッションや、個人面談、研修など、彼らのPBL活動のバックアップになるよう、状態に合わせてプログラムを入れる。(もちろん、最終ゴールでの姿は、運営を任されているYICさんや、メンバーとすり合わせ済み)
彼らは、30歳前後でこれからを期待される若者たち。仕事も抱えながら、PBL活動に勤しむ忙しい毎日。もしかして、人の2倍分ほど時間が欲しいかも。その中で、私だけではなく、メインの小川先生の哲学カフェや地域からの様々な人たちが来てくれ、第3期生としてお話を聞いたり、活動に参加する。
毎週、浮き沈みする表情を見ていてフムフムと。哲学思考を始め様々なDOのやり方は実践しながら学んでいるけれど、圧倒的に自分自身のあり方BEが育っていないとみた。思考だけで人を動かそうとするから、なかなかうまくいかない。
そこで、アドラー心理学の実践法である勇気づけをテーマにした「ELM勇気づけ」を導入することに。他者との関わり方の今般的なところから自分を育てていく糧にしてもらえたらなと。チーム・マグメンバーは、見事なまでに行動も思考もパターンが違う。だから面白いんだけど。
前置きが長くなった。
個人面談をしていて「またまた堕ちてるんですよ〜」。どうやら前日、3人の起業家たちがきて企業にまつわる話をしてくれたらしい。その3人がキラキラ輝いて見えて、「自分は何を成しているんだろうか? 何もできてないじゃないか! 仕事も活動もイマイチで、やっぱり自分は何をやっても中途半端なんですよ」
小さな頃から、大きなことは考えるなと言われながら、できることだけコツコツがんばって生きてきた人。超リスクを考え行動に移せず「まあ、いいか」のネガティブ思考が得意。
お気に入りのスイッチが入っちゃったね。そこから抜け出す方法を一緒に考えた。
ありたい姿になれない自分に劣等感を感じ、周囲で自分にできないことをやれている人と比べてさらに落ち込む・・・でも、そこに気づけているのはすごい。これまでのお気に入りのパターンから抜け出そうと模索できているんだから。
彼の口から、「そのタイミングでアドラー心理学の話を聞いたんですよ。ニーバの祈りを聞いて、モーリーを思い出した」
アドレリアンとして生きると決めて、それを後押ししてくれるのが【ニーバの祈り】。
ニーバーの祈り
神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。ラインホールド・ニーバー 木下英夫訳
原文はコチラ
THE SERENITY PRAYER
O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.Reinhold Niebuhr
アメリカの神学者である「ラインホールド・ニーバー」が1943年に教会でのお説教したときの祈りとされている。
ありのままの自分を受け入れることは本当に難しい・・・だから、心に刻み、繰り返し繰り返し勇気をもらう。より良い自分でありたいと思うから。
Moleyでした。