私がアドラー心理学を学び始めたスタートの地でもある、ヒューマン・ギルドのニュースレター3月号に、先日のマリーナ・ブルフシュタイン博士のワークショップ前半戦参加についてニュースレターに投稿させていただきました。
「目に見えないものをつないでいく仲間たちと」 盛矢澄香(アドラー・カウンセラー/(株)CUA 代表取締役)
マリーナ・ブルフシュタイン博士のワークショップ前半戦【ライフスタイル・アドバンス編】に参加しました。
2018年福岡で初めて受講した時から回を重ねる度、大きなエネルギーの輪の中に包まれているような幸福感と、未来への希望を感じるのは、以前言われた「概念について教えるのではない。所属を感じるということを体験すること」を体感できているからです。
今回特に心に響いたのは、個のライフスタイルの動きを見ながら、「人類にとって最終的な目標は、人類全員みな同じであり、これで完全であると思うこと、全ての人と一つだと思うこと、宇宙で一つであると感じること」(ただし、目標の意味もそこにいくための戦略も皆ユニークで別々)という個から全体への統合が刺さりました。
自分を振り返った時、アドラー心理学に出合うまで人生目標は「自分を生き切ること」と考えていました。生き切る為にと頑張る、やり過ぎるとトラブルが起こるし、結果や成果は出ても居場感を感じない。協働できた時でさえ達成感と裏腹に、祭りの後のような虚しさを感じてしまう。自分の生きる意味や価値を求め、さらにライフスタイルを発動させていたように思います。
マリーナ博士から、「運動の目的は人類にとってどうか。過去の世代、自分の世代、そして未来への世代と捉えると生きること・人生は分割できないのでは」と投げかけられ、全体論やたくさんのヒントは、アドラーの著書(人生の意味の心理学)にある[われわれがこの広い宇宙の殻、地球上で生きている……]につながり、ウルウルした瞬間でした。
自分やクライアントの人生で起こる困難を、大きなつながりの世界観と、多くの「ライフスタイルへの窓」を使って隅々まで照らし理解しながら、より輝いていく様を共に見たいと感じました。3月のデモンストレーションではこの窓を使った生セッションが体験できるのでワクワクは止まりません。
マリーナ博士の冒頭の言葉「レイバー・オブ・ラブ」(手間暇かけて育む愛:岩井先生意訳)で想いを馳せたのは、アドラーが紡いできたアドラー心理学のバトンを、後継者たちが育み伝え繋ぎ、それを今私たちが学んでいること。
国際アドラー心理学会 会長も務めるマリーナ博士の年一度のセッションを、日本で学びの場も経験値も違うアドレリアンたちと、枠を超えて同じ空間で味わえる機会はまたとないチャンスです。
マリーナ博士が、まるで散らかった「つながり」を、共に未来へつないでいく大切な仲間だと語ってくれていると感じました。
その一人として自分にできることは何か……と考えるとまだ貢献できることがあると未来への希望が膨らみます。
そして、この学びの礎に、日本にアドラー心理学を持ち帰り紹介くださった先人たち、広げ伝えていく師たちのバトンをつないでくださった愛の上にあること、今回もまた、マリーナ博士との関係を育み招致し実現・実施に尽力してくださった梶野さん(日本アドラー心理学協会)、水野さん(アドラーと仲間たちの会)岩井先生、永藤さん(ヒューマン・ギルド)たちの手間暇かけた準備と運営の愛の上にあります。全てが大きな世界で繋がってきて感謝でいっぱいです。
今、私の中で「We Are The World」が流れています。マリーナ博士のようにアドラー心理学を息するように生き、微力でも伝え広げていきたい。何故なら「種の保存」のために貢献したいから。報恩感謝。
オフィシャルURL: http://www.cua214.jp
こころの金継ぎ日々是アドラ
ーURL: https://smoriya321.wixsite.com/———-morley
日本アドラー心理学協会 梶野代表理事に勧めてもらい
2018年福岡でアーサー・クラーク博士とマリーナ博士のWセッションに初参加。
2019年マリーナ博士と日本のアドラー心理学の師の一人鶴田恵美子先生
翌年からはコロナ拡大のためオンライン
・・・圧巻だったのは、アドラーの生誕祭をオンラインでやった時。オンラインでアドラーが愛したオニオンロールを作りながら、共同体感覚を教えてもらったこと・・。
やっとリアルと思った昨年2024年は、コロナ感染でオンラインのみの参加で悔しい思いでした。
ぜひ、皆さんにも会場の全てが大きな共同体感覚に包まれる深い学びを体験してほしいと思います。