3月5日 ネストグループ 夢志道 第3期修了式でした。

 

3期目にして、少し手応えがあった!!
単なる何を学び、これから何をどうするの修了プレゼンだけではなく、日頃自分たちが言いたくても言えないことも伝える時間が欲しい!と受講者から勇気ある提案があり実現!!

 

日頃からの考えていること、感じていること・・・本音で伝えることの勇気
それをきちんと受け止めることの勇気、そして丁寧に答えていく勇気

 


そもそも現場にいる人たちが、経営陣と直接話す機会は少ないもの。ネストグループでは、会長や社長が全国各地の事業所にいったとき、膝を交えて話す会を設けています。ただそこで誰でもが何でも話せるとは限らないこともある。研修に参加して、自分も変わるから聞いて欲しい!・・そんな思いが溢れてきたメンバーからの声でした。

 

 

そのメンバーの溢れる思いが、仲間の勇気も奮い立たせて自分の事業所の現状と改善案を提案することができました。ここまで悶々として参加してきた彼の表情が輝いて背筋も伸びた瞬間でした。もちろん、それが、正しいとか間違っているとか、良し悪しとはわからないし、そんなお話ではありません。そういうジャッチのフィードバックを返されることもなく、「そうか、じゃあどうしていくか、何ができるか提案してみてくれ。もちろん実行できるようにバックアップするよ」その会長とのやりとりに会場がウルウルした瞬間でした。

 

 

 

 

2016年に上級管理職からスタートした夢志の巣塾は、中間層のリーダークラスまで降りて一旦お休み。
激変していく流通業界の中で、数々の問題に取り組みながら改善を重ねている中で、さらにコロナパンデミック。コロナはさらに流通業界の常識を打ち崩していきました。

 

その中で、一番顧客と近い現場のドライバーや配車マンたちの意識改革と成長が急務であると、2023年から、現場のドライバーさんや配車マンの皆さんを対象にした【夢志道】(6回コース)がスタートして3期修了を迎えました。

 

テーマは、会長の掲げられている【積小為大】を自分たちで徹底的に考えて実践していくこと。
参加されたご本人たちは、「なんで研修なんか受けなきゃいけないの?」
「人も足りないのになんで?」「トラックに乗って走るのが仕事なのに・・」「これ以上何を求めるの?」・・・まあ、これが本音でしょう。

 

いつでもみんなの役に立つ「ちょっと違う運送屋を目指して」

 

 

それでも取り組む意味や意義を伝えながら問い続けていく。時には突っかかられ中断して話し合いをしたことも。めんどくさそうにとりあえず聞いていても座学ではなく「あなたが何をするの」な訳で、考えるしかない。不満も不平も当然吹きだす。

 

 

6回には、会長・社長自らが、ビジョンを語り、数字や利益について伝え、目の前の仕事しか見えていない彼らに自分の置かれている現状を知っていただく回もあります。
お手伝いする私たち、全体コーディネートとプレゼンを担当するSプロデュース下宮氏とも何度も打ち合わせを重ね、どうすればより効果的に波及していくかも検討しながら進めています。

会長も手応えを感じていらっしゃったようで嬉しく感じました。

 

本音で語れる場があるか?
「心理的安全性」という言葉だけが一人歩きしている気がします。
本質的なところが抜けてピントハズレな言葉だけの安全性でいい人ぶりが目立ちます。

心理的安全性とは、「何を言っても、人から干されない、刺されない、つまり除け者にされない」「このチームで、リスクをとって自分の考えや懸念を表明し、疑問を口にしたとしても、対人関係上の亀裂や破壊がおこらないであろう、という(チームに)共有された信念」

 

あなたの組織やチーム、友人・家族・・・本音で語りあえていますか?