成長の鍵

2012.01.12

今日は県北部三次 さざん亭でした。
お昼前だというのに途中、冬用タイヤ規制が
続いていました。

安佐北付近から安芸高田付近まで、
まるで雪の花の木々を抜けていくような美しい風景でした。
パーキングエリアで・・・ほら。

美しい!!

三次 さざん亭には昨年入社の新人さんが男女二名います。
もうすぐ一年ですから新人とは言えない時期になりましたが。

バイト経験のある女子社員のほうがどうも不調らしい。
入った瞬間、表情をみただけでうまくいってないのがわかります。
「ブスッとしてて感じ悪いとクレームもらいました。
笑顔になれないんです!」 笑顔と元気力が魅力の子なのに・・・。
温かく迎え入れたもらったと喜んでいたパートさんたちとも、先輩社員とも
挨拶はしてもほとんど話もしないらしい。
「・・・自分が悪いんです」
「例えば自分でどこが悪いと思う?」
「・・・わからないんです」
「こうしたらいいよ、とかいってくれる人たちじゃないかな?
何か注意されたりしたこととかあるかな?」
「・・・・あるけど、覚えてない。聞いてないんです。
アルバイトをしていたことがダメだったと思うんです。」

せっかく教えてくれようとしているのに、聞く耳をもってなきゃ言ってくれなく
なるよなぁ。 
おまけに自分で壁を作って入らずにブスッとしてりゃ誰も声をかけてくれなくなる。
とどめで、「〇〇店ではこうしてましたから・・・」と仕事もできてないのに、
ああだこうだではうまくいくはずもないわな。

つくづく思います。
成長の鍵は、謙虚さと素直さ・・・
そしてほんの少しでいいから自分のバリアを開く勇気。

教えるほうだって完璧じゃないから学ばなければならないし、
教えられる方にも教わる姿勢が必要です。
もちろん上にはそこのコントラクトと短期ゴールを見せながらの指導を
お願いしました。
育てられるほうには、改めて育てられる立場としての今やれること、
やるべきことを確認。 

「泣くな、笑え! 笑顔で一生懸命にやれ!」と久々叱りました。   
その後、彼女は店長と先輩社員に
「一生懸命にやるので、教えてください」と改めてお願いに行きました。
店長も「よし、いっしょにがんばろう!」と温かい声をかけていました。
先輩も「上手に教えれないかもしれないけれど、一生懸命にやるから」
と応えてました。  ここからやっと最初の第一歩です。
帰りは三人で笑顔で送ってくれました。

指導者側は 入社したからその約束ができていると勘違いしがちですが、
自分の手元に配属されたその都度、
育てる側と育てられる側のコントラクトが必要です。
この関係性を作らずに、指導段階に入りこう言ってもダメだからどう言えばいいか
なんて・・・いい方を学んでも効果なんてありません。

母親が子育てをしながら、子どもに母親となることを教えられるように、
下は育てられることで育ち、育てることで上司として育てられます。
がんばれ! 新人・・・4月には先輩だぞ!
がんばれ!先輩、上司たち・・・育て名人になれ!!

3月から始まる新人研修シーズンを前に、いい学びを戴きました! 報恩感謝。

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