面談していていつも思う。
いや、普段の自分もそう変わりはないだろう。
何故に人は“思い込み”の世界に入り込むのだろう。
全ては、起きた事実に対しての意味づけ次第。
事実に基ずく考えか、
まったくの思い込みか。
きっとあの人はこう考えているだろう。
あの人は私のことを嫌っている。
前に同じようなことがあったから、今回だってきっと同じだろう。
これはみんなが思っていることだから。
私はこういう人だから。
きっと・・・たぶん・・・絶対・・・間違いない・・・なんて。
思い込み満載の会話の中にいるとつい
で??事実はなあに?って聞いてしまいそうになります。
私たちの会話の60%は思い込みだと言われていますから。
自分の価値基準や判断は、生きてきた人生の経験で決まります。
多くの失敗や経験、多くの人と出会ってきた人と、狭い世界で限られた人だけと
しか関わってきてない人ではかなり幅が違う。
新人研修や大学の講義がもうすぐ始まります。
あの手この手で何とかその狭い視野を広げることを考えたり、
事実を正しく捉えることのできる力を養っていきたいですね。
もちろん、思い込みが全てダメだということはないのですが、
プラシーボ効果といって、「思い込み」が体に影響を及ぼすことをいい、
プラシーボ(Placebo)とはラテン語で、「私は喜ばせる」に由来しているらしい。
お医者様が薬事効果の無いただの乳糖やでんぷんを「〇〇によく効く薬」だといい
患者に飲ませると実際に症状が和らいだり治ったりということもあります。
逆にノ-シ―ボ効果というのもありますが。
今ここをきちんと捉えてみましょう。報恩感謝。
あなたへ、そしてわたしへ。
事実は何? それに基ずく考えは? 気持ちは?
思い込みはないか? 凝り固まった思考で物事をみていないか?