毎年お世話になる
人事院中国事務局
女性係長セミナーです。
36名の精鋭女性たちです。
事前に鈴木局長とお話しの時間を
頂きました。
ここ数年、女性の管理職登用を積極的に進めてこられているとのこと。
男女で同じ能力であるなら、積極的に女性を登用していくそうです。
「官民の違いを感じられますか?」と質問を受けましたが、
逆に女性登用については、民間の企業のほうが業界によっては
採用の道がまだまだのところも多いような気がします。
お話しの通り優秀な方たち。男性と同じように転勤もあります。
悩みは無いかと言えばやはり同じようにあるはず。
部下育成のこと、人間関係、自分のキャリアのこと・・・。よく笑い、真っすぐに取り組まれる姿勢が印象的でした。
一つだけ気になったことが。
確実にキャリアの積み重ねをしてきた
だろう方が、仕事観や今抱える問題などをシェアしあう時
「自分はどんなことがあってもそう
悩むことはないのでごめんなさい・・・」
と笑いながらひと言発した時点でそのグループに何が起きていたか・・・。
「そうですよね。なんであんな風にしんどそうか分からないですよね」・・・と。
そのグループでは、今抱えるストレスや人間関係の揺れの本音の話はもう
できなくなったでしょう。
乗り越える強さやしっかりとしたキャリアビジョンを持ち突き進む人は凄い!
でも、着々と進む人の下にいる部下はきついだろうなぁ。
かつて、自分が部下にそう言われた。
「あなたはいい! でも同じようには自分にはできません」と。
その時、初めて自分のエネルギーで前へ前へ突き進むだけでは
チームは引っ張れないことを部下に教えてもらった。
個々のモチベーションの源泉は違うし価値観も違っていてあたり前。
それを理解した上での、目標に向けてベクトルを合わせて進んでいくのガ組織。
「わからない」で済ましてほしくはないなと。
30代から40代の女性たち。
より強く、逞しく、そして優しくあってほしいと願う。
人生で自分でコントロールできない出来事はたくさんやってくる。
それでも乗り越えていく力はみんな持っている。
男女 同じ条件であっても、女性の持つ役割は子どもがいるとさらに増える。
職場環境は整っていても、個々の子育ての考え方や個人の環境で皆違う。
その中で上手にバランスを取りながら、外的キャリア、
そしてそれを支える内的キャリアもしっかり育ててほしい。
また、自分をコントロールする力をつけて本当の意味での
自己実現へ向かってほしいと感じました。
素敵な女性たちとの出逢いに感謝です。報恩感謝。