外はすっかり晩秋へと。
朝夕、空気を冷たく感じる季節です。
10月最終日…二カ月分併用のリオール通信作成中です。
先日お手伝いしてきた化学メーカーさんの
三年次チャレンジ研修。
ちょうど2008年同じ時期の受講者たちの様子を
アウトローの学び方で取り上げていました。
あの時は確か30名近いメンバー。
今年は8名でうち一名退社、一名産休中で6名という採用状況も変化しているんですね。
時代の流れを感じました。
西へ東へと飛びまわった一カ月、たくさんの出逢いや学びを戴いた一カ月。
感謝で締めくくりの10月です。報恩感謝。
**************アウトローの学び方****************
≪元気で来いよ!≫−46− リオール通信 2008年9・10月号?113号より
入社三年次のキャリアデザイン研修。
メーカーさんということもあり参加者は開発から製造現場までの多岐に渡る。
人事課長から
「我々の時代は、わからないことがあったら部下が聞いてくるものだと
育てられた。だから≪育てる≫というより、
聞いてくれば≪指導≫しかできていない」。
案の定、下からは
「上はどうせ何も教えてくれない」「聞けば自分で考えろ!と言う」
など不満の声。
目標設定でかなり手間取る。
(より現場で達成可能にするために上司からの強み・弱み・期待値など事前に
提出して頂き、自己分析後半に手渡し現状での自己テーマのブレを見て行く)
自分をとことん見つめた後に、自分が凹んだときこのメンバーで話し合った
【自分たちを励ますエール】をチームで作成。
その時「上司が何もしてくれない」「ダメ上司だ」と散々不満の声をあげていたのに
あるエピソードが発表された。
「大きなクレームを出して、辞めるしかないと思うほど凹んでいるとき、
いつも何も言わない大嫌いだった上司が
『明日も 元気で来いよ!』と言ってくれた。
そのひと言に救われて、今ここにいることができている。
だからこれをチームの合言葉にします!」。
メンバーにどんなふうに届いただろうか。
高度成長期は皆が豊かになるために、上司の言うがまま走り続けてきて、
今その背中を見て育った人たちが上に立っている。
「育てる」やり方を知らない上司が多いのも事実。
それでも部下を思う気持ちは
今も昔も大差はないのではないのではないか?
但し、上司と部下・・・育成に関しては8:2で上司の責任が大だと私は思う。
【育てる力】とそれを【受け取る力】
・・・その両方が大切であると改めて教えて戴きました。 報恩感謝。