2月最終日です。
今月はスタートからワクワクが続いた月でした。
春の芽吹きを感じるころ・・・
冬を乗り越えた力と新しい春を迎える成長の時に
感謝して3月をスタートさせましょう!!
リオール通信できました。
二月ギリギリでの出来上がり。
お許しくださいませ。 詳細はお知らせにて。
今日はリオール通信09年の3月号から。
丁度、WBCで侍ジャパンが優勝した時期です。
今年もすでにその準備はスタートしているようですが・・・楽しみですね♪
**********アウトローの学び方*************
≪WBCと人材観≫−51− 2009年3月号 118号
侍ジャパン優勝!やりましたね。
一試合一試合の度、やれ「監督の采配が悪い」
「メジャーリーダーが足を引っ張っている」「イチローを何故下ろさないんだ」・・・
など賛否両論が行き交いました。
その野球論議に熱弁を振るう姿がとても興味深く頷いたり、
意外な側面を感じたりしながら聞かせて戴きました。
聞きながらビジネス社会でのリーダーとしての人材観の持ち方、
組織の創り方のスタンスに重なって見えていたのは私だけでしょうか。
私が営業時代の頃はまだ「じゃあいくらほしいんだ?」
「そう言うな。次はお前が課長だ」なんていう企業もまだまだ健在だったけれど、
今やカネもポストもオールドスタイルとなり、頭打ちである事情は十年来体験
済み。リストラに目途をつけ、成果主義の形も出来上がってきて、
景気の動向も底堅い状態。
経営や人事の方たちは「さあ、これから!」と意気込みたいのに、
現場がさっぱり盛り上がらない…というジレンマを抱えている企業も
多いのではないでしょうか?
厳しいリストラをすり抜け、成果主義を生き抜く過程で
疲弊感を感じているのは経営幹部や人事だけでなく社員も同じ。
そんな事情を飲み込めず「さぁ、みんなでがんばりましょう!」
なんて単純なメッセージを送られたって
「はぁ。これ以上頑張れっていうのか!?やることはやってるじゃないか!」
「人員カットに削減、削減…これ以上どうしろっていうのよ」
と逆ギレ社員や
「もう無理ですから・・」と閉塞感や疲労感で訴えてくる社員も増えました。
よくよく話を聞いていくと、
「上がどこに向かっているか見えない」
「数字ばかりで会社のメッセージが聞こえてこない」
と貢献度の高いと評価のある中堅社員から聞こえてきます。
プロスポーツの社会はよりゴールは明確です。
そこでの個々への動機付けは監督やそれを支えるコーチ陣との綿密な
話し合いの中で行われるのでしょう。
最終的にはその決定に腹をくくって雑音から耳を塞ぎ貫くことで出た結果に
責任を持つのが監督でしょう。
しかし、ビジネスの世界に終わりはない。
一人ひとりの動機付け要素が多様化する中で、場当たり的管理者スキルに
頼るのか、一定の戦略性を確保するのか、モチベーション対策の巧拙が
問われているようです。
侍ジャパンを始め各国チームの激しい戦いから、
多くの感動と元気力はもちろん、
自分の持つ人材観や人間観にまで気づかされた
素敵な戦いでした。 報恩感謝