沿革にその組織の精神が見える

2013.03.26

今日社会福祉法人三篠会さんの新採用職員研修でした。
少し早目に出たのであすなろ荘と
高台から見える瀬戸内海の風景♬


三篠会さんは関東・関西を含め数多くの施設を持ちます。
前理事長は恩師でもありますが先だって亡くなり息子の常務が現理事に。
スタートで酒井理事長がご挨拶と共に、ここまでの三篠会の沿革を
お話しされました。

昭和27年の保育園をスタートに、様々な地域ニーズに応える形で新設された施設。
でも時代の先駆者でもありました。 
昭和27年の保育園は母親が子育てをしなくなると大批判、
昭和30年の養護老人ホーム「三篠会」は、親の面倒をみないなどあり得ない、逆に親の老いを見たくない・・・超ネガティブなスタートからだったそうです。

その後も、必要に応じての事業形態で展開。その中でも県や市が払い下げして、
入居者がいるのに誰も手をあげなかった施設の立て直しや、経営不振に陥った
施設を委任されてというケースが多いのには驚きです。
何を大事にしてきたか・・・沿革の中にありました。

数の多さではない。新聞メディアの言っていることではなく、自分たちの目でみて、
必要であればやる。大事にするのは、そこに住んでいる人が隣人が、
何に困り不便を感じているのか、
それを大事にしてきた結果として
ここまでの数になっただけ。

サービスが優れているところからは学び、最高のサービスではないかもしれないが
困っている人、躊躇している人の傍にすぐに駆けつける
事業所でありたい。
ありがとうと言われるだけでなく、
ありがとうございますと言わせて戴ける関係でありたい。

熱い熱いメッセージでした。
一つひとつの成り立ちをお聞きするのは初めてでした。
そこに地域と一体となって成り立ってきた無くてはならない施設の
生い立ちがありました。
例え最新型であったものも、時代の流れの中で従来型となります。
「変化は常に起きるもの・・・その中でどう対応していくのか」
ここはどんな企業においても見習いたいスタンスです。
今年は32人のフレッシュな新職員。 一般大学からも多いのも三篠会さんらしい。
多様性を持つ人が欲しいからあえて一般大学から多くを採用しています。
元気のいい声が聞けました。がんばれ!新人たち。  
ありがとうございました。報恩感謝。
カスタマイズHappyレッスン
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