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人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し
いそぐべからず 不自由を常と思えば不足なし
心に望おこらば困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の基 いかりは敵とおもへ
勝つことばかり知りて負くる事をしらざれば害其身にいたる
おのれを責めて人を責めるな
及ばざるは過ぎたるよりまされり
ー家康公の遺訓ー
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父がいつか話して聞かせてくれた言葉に
「人は誰でも心の奥深くに重い十字架を背負って生きている。
それでも生きてゆくのが人間なんだよ」
確か高校2年生の頃だったと思います。
よくお話するのは
「誰でも自分の中に、小さな傷ついた自分を持っている。
でも、その小さな女の子(男の子)を抱きしめて大丈夫だよと
言ってやれる大人の自分もいる、それができるのも自分だけ」と。
人と向かい合う仕事をしていると、その人の中にいる泣いている小さな子どもを
感じることがあります。
もちろん自分の中にもそんな小さな泣き虫女の子がいます。
でももう大人になったから、よしよしと言ってやれる自分もちゃんといるはず。
それでも時々誰かのひと言に傷ついたり、励まされたり、救われたりもします。
人生の中で起こる様々な出来事を乗り越えて行くためにコミュニケーションは
必要不可欠なストロークですね。
今日も濃い一日に感謝です。報恩感謝。