Wメッセージ

2013.09.22

秋風にそよぐ稲穂
それでも部屋の中にいると蒸し暑くて汗がでるほどの
温度でした。

今日はコミュニケーションのお話し
私たちはコミュニケーションを撮るとき、表情・態度
言葉などを使って自分を表現しています。
そして相手は、そこからメッセージを受け取ります。
「私は元気です」
「私は困っています」
「私は疲れています」
「私のことをわかってほしい」
など、色々なメッセージを伝えます。
自分がしんどいときに、「私はしんどいです」と言動で素直に伝えてくれると、
シンプルで素直なコミュニケーションになり、問題は起きません。

でも、疲れているのにニコニコ、元気そうな発言をしていると「元気です」という
メッセージが伝わります。
しかし、人は無意識の部分でも感覚的な交流があるので、そこでは本音の
「私はしんどい」というメッセージも伝わってきます。

これを「Wメッセージ」と言います。

この二つのメッセージを同時に受け取った相手は、無意識ながら戸惑います。
どっちがほんまやねん?????と。

カウンセリングやコーチングの場面ではスタート時には表面的に
「大丈夫です」と伝えてきても、
本音では「私は苦しい、助けてほしい」だったりする場合が多く、、
きっと周囲は混乱し戸惑ってしまっているんだろうなと思います。

Wメッセージがある時は、相手を惑わしたり、混乱させたりするため、
結果的に関係に距離が出てきます。

特に、相手がパートナーや親子だと近過ぎるがゆえに、危険です。
「それぐらい言わなくてもわかってよ!」の気持に対して、
相手がいつまでも混乱し続けていると、「分かってくれないあなたはひどい人だ」
となってしまい、思わぬ方向に進んでしまいます。
子どもの場合は当然情報が少なく経験が少ないこともあり、
対応しきれなくて大混乱を起こします。

そのため、ジーっと何かの指示がでるまで待つしかなくなります。
そんな時に、大人が意図したとおりに動かないからと叱り続けると、
言われたとおりにやるだけの人になります。
そもそも混乱しているのでどうしたらいいかわからない、
ましてや間違った理解でやっても叱られてしまうし、お手上げ状態なんですね。

学生たちや今の子どもたちのコミュニケーションが≪直接的>から<間接的>になってきています。
そもそも短いメッセージやスタンプで相手の思いや考えが伝え切れるはずがない。

いい関係を続けていくためにも、自分がどうしてほしいのか、それは何故なのか
きちんと伝えることができるようになりたいものです。

明日は連休最終日ですね。
修道大学での後期「コーチング」は祭日の明日からスタートです。
新しい出会いを楽しみにしています。
今日もブログを着て戴きありがとうございました。
カスタマイズHappyレッスン
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