10月に入りましたが、昨日に続き30℃越え。
それでも日影は気持いい!
カラリトしているからなんでしょうね。
日中の暑さと裏腹に、夜の虫の声はやっぱり秋。
体調を整えてよい実りの秋にしましょう。
********リオール通信125号 2010年一月号より***********
≪健全な社会人であること≫−57−
あるお客様から、コンプライアンスに関連して心のあり方のセミナー依頼を
戴きました。
コンプライアンスを訳すと<法令遵守>文字通り法令違反をしないこと、
つまり
「法律や条例を守ります」ということになります。
しかしながらこのような意味だけならば、わざわざ取り上げる必要もなく、
誰でもがわかっていることです。
その意味には、法令を遵守することはもとより、社内規程やルール、
マニュアルを守ること、企業倫理、社会貢献、リスク回避のためのルール設定や
運用法を含む環境整備までが含まれていることは言うまでもありません。
そして、それらを守るのは一人ひとりの意識と行動にあります。
当たり前のことを当たり前に行えば、様々な問題は起こらないはずが何故??
その個のあり方・・・社会人としての健全な倫理観や道徳観を持っている
ことが大前提になります。
わかりやすいのは、学生から社会人となった時ルールは大きく変わります。
それでも社会人と学生のルールの違いがわからない人は意外と多い。
新人研修でハウスルールを渡されたりもしますが、会社に入ってからの教育は
≪ 健全な社会人である≫を多くの場合は大前提に進められていきます。
そこで出てくる不具合に本人も、上司も翻弄されてしまうのでしょう。
そればかりか、その不具合は心の病気までも誘発しています。
≪健全な社会人≫であるための教育は学校がやるのか?
家庭がやるのか? 個人の問題なのか?そ こで議論しても収まりはなく、
かといって 全てを「個人の性格の問題でしょう」「最後は本人次第だよね」
ではすまなくなっていることも事実です。
改めて、仕事の依頼の意味を考えさせられたのは勿論、企業や組織、
そして 社会で生きることの個人としてのあり方、
ココロもカラダも健全であることの重要性を考えさせられました。