今日はアウトローの学び方です。
女性社員の戦力に注目があたる昨今、男性中心の会社での女性研修の
お話です。
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≪あなたの扱いに困っている≫−58− (リオール通信2010年2月126号より)
女性従業員対象の研修がスタートしました。
歴史的背景は勿論、業界的にも男性社会の会社での初めての取り組みです。
期待通り(?)スタート時のその表情は冴えません。
笑顔どころか反応さえも凍りきっている。
「最初は、なんで今さらと思っていた」
「会社も上司も自分の仕事がいいのか悪いのか評価さえしてくれないのに」
というのが彼女たちの大半の想いでした。
会社や上司は評価をしてくれないとか、期待されていないとか言うけれど、
ほんとうにそうなのだろうか?
長い間、男性中心の世界で取引先やお客様も男性が大半。
その中で育ってきた上司たちは、女性従業員活用や活性化は
社内外でも大きな課題であることはわかっているはず。
だけど、男性社員と違い モノ言いひとつで表情が不機嫌になる、
感情をあらわにする女性たちに困惑し、
どう扱ったらいいかわからないのかもしれない。
そうなると「機嫌よく黙って言われた仕事さえしてくれればそれでいい」
そんな風にもなってくる。でも上手くいかないからつい怒鳴り散らしたりもする。
また、男性は問題解決型であるのに、女性は気持ちをわかって欲しいと思いがち。そこで起こるすれ違いが ますます関係を悪くする。
そんな縮図でしょうか。
だから本当は怒っているんじゃなくて、本当は
上司は困っているのではないだろうか!
取り扱い説明書がない女性の扱いに困っているだけじゃないか!
・・・そんな話に彼女たちは苦笑いしながら、自分を見ていきます。
会社や上司がどうこう言う前に、男が女がと言う前に、
一人の人間として自分の人生をどう生きていきたいのか、
その人生の大半を過ごす仕事場面で、
どんな働き方がしたいのだろうか???
真に幸せな人生にしたいと願うなら、
自分も気持ち良く、
周囲も気持ち良くなるやり取りになってくる。
厳しい社会情勢の中で、売上に直結しなくても
その存在がお客様だけでなく、
社内、関係部署を笑顔にしてモチベーションへの
キッカケにだってなり得ます。
女性たちの輝く笑顔に期待します。
報恩感謝。