夕べNHKスペシャル番組で今を駆け抜けるユニクロの挑戦を放映していました。
成長か死か 〜40億人市場に向けての賭け〜
思わず見入ってしまいました。
ユニクロはファストファッション業界で、日本一のアパレル企業のユニクロですが、
世界ではZARAやH&Mには勝てず4位です。
そのユニクロが世界一を目指して打って出た新たな戦略が、
世界で40億人と言われる貧困層をターゲットとしたビジネスでした。
さきがけがバングラディッシュというから驚きました。
出店の準備から、市場リサーチ、現場教育など、日本人社員の奮闘。
Tシャツ1枚が230円という安さ・・・これで商売が成り立つのかと。
事前のリサーチでは好感触だったはずが、蓋を開けると売れない!
女性客たちは「サリ‐などの民族衣装を大人としての意識を持ち身につけます」
ですって。
TV会議で、現地で指揮する苦悩のリーダーからの
「ストライプシャツが人気なので男性客を中心の店作りします」という戦略に対して、
柳井正社長は意外にも、自社では製造経験のない民族衣装から入り、
そこから活路を見出していけという戦略指示。
そして日本人社員が出向いてユニクロのDNAを徹底して伝えていくということ。
さらに驚いたのはダッカ店の店長予定者に対し日本人の研修担当者が、
買い物バケットの清掃をさせ、それに要した時間とすべてのバケットを
掃除するために必要な時間を確認していました。
簡単なことをきっちり伝え徹底する。
そのために研修担当者を現地に派遣し店長候補者を具体的に指導する。
その姿勢にこの会社の強みを感じました。
何も変えようとはせず、批判や評論ばかりをする人はたくさんいるけれど、
世界で戦い、時には撤退を余儀なくされても、また立ちあがり
変革し進化し続けているのはやっぱり凄いです。
柳井社長のひと言
変革か死か。 Change or Die だ
「今のわれわれの姿、今の延長線上では、
そのグローバルな姿には、絶対に到達できない」
成長するためには、会社も人も、現状維持などはなく、
成長するか衰退するしかないんですね。
何かチャレンジしようとするとき、出来ない理由を探し、
しないことを誤魔化してしまったりする自分もいます。これでは時間ももったいない!
とても刺激的なドキュメントでした。
明日は新メソッドに入ったお家 de Happyレッスンです。
まだまだ進化していきます。 報恩感謝。