只今リオール通信を心を込めて準備中。
ということでリオール通信の【アウトローの学び方】からです。
リオール通信 128号 2010年6月号より
≪彼女が笑顔になれないわけ≫−61−
日立ビルシステム?中部支社 女性従業員研修中のこと。
レクチャーになると何だか話がしづらくなってくる。
一人ひとりとても素敵な笑顔を持っているのですが、
人の話を聞いている時など無意識の表情があまりにも無愛想で
その笑顔を台無しにしてしまっていることに気づきました。
考えてみれば日常の職場は、大小人数規模も違う支所や営業所の中にいて、
営業や保全の方たちは朝礼を済ますと外へ出かけてしまいます。
残っているのは数人の女性たちで、忙しく事務仕事などに追われ、
PC画面や帳簿とにらめっこ。
日々で笑顔になれる時間のほうが圧倒的に少ないのです。
笑顔よりも、無愛想な表情がまるで形状記憶されているようで、
意識をしていないと笑顔が出てきにくい表情を身につけてしまっていたのです。
大急ぎで担当の方に
卓上鏡を手配して戴きました。
自己点検作業中も、「ほら鏡」というと「アッ・・・」と苦笑い。
いつも鏡ばかりを見ているのは困りますが、意識してチェックすることで
笑顔を取り戻し、常に口角をあげておくことで表情筋に覚え込まそうというわけです。
事務方だってスマイルトレーニングが必要です。
もう一つは笑顔について、男性が多い職場であることも手伝って、
どこで笑っていいかも気を使うといいます。
これは、日ごろの部門長の部門風土の作り方次第でしょう。
気持よく「おはようございます」「いってらっしゃい」「お帰りなさい」の挨拶、
何気ない書類の受け渡しでも、たったひと言「ありがとう」が返ってくる
職場なら、彼女たちの笑顔は倍増するのは間違いありません。
もちろんその人の感情や思考の癖もそのまま表情にでやすいのですが
「何とか皆とうまくやりたい!」と一生懸命であったはずです。
彼女が笑顔になれないわけ・・・。
ほんの少しの工夫でも気づけば
自分で意識をしてくれます。誰もブスでいたいとは思いませんから。
≪しょうがない≫を漢字で書くと《笑がない》
笑いがないということになりますね。
笑顔溢れる職場にこそ、活気と元気力が溢れます。
気づきに感謝です。