今度お手伝いする講演会の打ち合わせ終了後のこぼれ話。
高齢者施設等での設備などのお仕事をしている社長さん。
一人暮らしの高齢者のお家で仕事をしていたらお弁当が届いたそうです。
一人暮らしの高齢者用の三食宅配してくれる業者さんも増えていますが、
そのお弁当をみて「フーッ」とため息。
「美味しくないわけじゃないのよね。でも毎日毎日お弁当を見ていると
なんか食べたくなくなるのよ。それで一度吐き気がして吐いたことがあってね。
それ以来、届けられるお弁当箱を見ると吐き気がしてくるようになったのよ」
わかるような気がします。
研修で出して頂くお弁当を二日も食べればもう結構って言いたくなる。
折角出して頂いているのに贅沢したいとかそんなことではなく、
やっぱり冷たくなったお弁当や、お弁当容器で食べているとさみしくなるんです。
母親の作ってくれたお弁当はあれほど楽しみでしかたなかったのに。
ましてや毎日配達されるお弁当となると、食費も限られた予算内になるわけですから
研修弁当と比べても一食あたりの単価もかなり低いはずです。
食は生きるためのエネルギー
でも、ただおなかを満たせばいいだけの
ものではなく、心も満たしてくれるもの。
食材を作ってくれた人たちの思いや、料理をしてくれた
人の思いや・・・一杯いっぱい愛情が込められてこそ
美味しさが倍増するもの。
最近は病院などでも食はかなり充実しています。
父が昨年入院していた病院でも、
週に二度は選べる食事が出たり色々と工夫されて
いるようです。
以前スタッフのケアで入っていたヴィラみずほさんでも食事については厨房の方たちと
何度も何度も調整が続いたり、業者を替えたり苦労されていました。
特に高齢者の方たちにとって食事は一日の中でもいちばん楽しみな時間。
生きるエネルギーとなるには、ひとりで食べていることをより感じるお弁当は辛いかも。
>施設などで【食】をどう扱うかで、人をどう扱っているかわかるのかもしれません。
もちろん家庭でも同じ。
もちろん家庭でも同じ。
贅沢がいいのではなく、美味しく楽しく生きるエネルギーとして大切にする。
今日はデスクワークだったので保存していたものを中心に並べただけだけど
ちゃんとお家カフェ風に作ってみました。
久々作ったしめサバの残りと魚の卵の煮付け、サラダは手作りレモンドレッシングで。
仕事が忙しいと見事に食生活が乱れてきて太ったりむくみがでたり体は正直です。
健康な週末過ごしましょう♪ 報恩感謝。