若き営業さんとのおいおい話。
「お客様の要望に応えたくて工場にお願いしているのに、今日は無理だとか
なんで平気で言うんでしょうね。一営業としてお願いしているだけじゃなく、
お客様のために言っているのに工場はお客様をちゃんと見ていない」
おっしゃることはごもっとも。但しそれは営業サイドからの言い分。
あえてみいてみた。
ものづくりの先には必ずお客様がある。それぐらい分かっていてほしい。
ならば急ぎの仕事を入れている自分は、それをやってくれた現場の人たちに
ひと言でも「この前の急ぎの仕事、お客様が助かったって喜んでくれましたよ」とか、
お客様の顔が見えるような言葉を返して上げているだろうか?
自分たちの仕事がお客様のお役立ちになっていると生の声は
工場長がいくら言っても実感は湧きにくい。
直接やり取りしている営業の声が一番届きやすくはないだろうか。
・・・・うん。唸り。
工場に行って上とのやり取りだけでなく、必ず現場に立ち寄り
「お疲れ様です」と声はかけるけれど、そこまで考えてみたことがなかった。
工務は経験があるのでその大変さを知っているから不満を感じたことはなかった。
工場は全く経験がないから不満ばかりを募らせていた。まだまだですね!
上司が言っていた意味がよくわかりました。
そんなものなんです!
自分の立場から当たり前だと思っていることも、
その経験や関係がない部署からは全く未知の世界。
なんでそれがわからないの?って言われても、わかれという方に無理がある。
同じように講師からみても、そこで働いている人たちの立場や役割りを聞くことで
色んな見えていなかったり知らなかったことに気づかされます。
リーダー育成研修は様々な立場のメンバーが集まっています。
そこで交わされる情報で初めて相手の仕事が見えてくることだってあります。
メンバーとの交流の中で同じ社内でも様々なポジションで様々な立場での
役割や責任を知ることで、より互いに成長していける場でもあります。
後半戦がより充実してそれぞれの学びが深かまることにつながる
いい面談にしていきたいと思います。 報恩感謝。