セルフイメージは変えられる!

2014.11.16

今日は終日部屋におこもりしておりました。
だいぶ体調整ってきました。
というわけで今日はアウトローの学び方です。
******************************リオール通信 2011年5月 139号より。

≪セルフイメージ≫−71−
ある管理職の方との面談。

彼は優秀であるにも関わらず、いつも表情が暗く笑顔の無い人。 
ソツはないが、それ以上もないという生きるエネルギーが表には出てこない。 
当然、職場の雰囲気は暗く、どこか重々しい。

そこで小さな頃の食事シーンを語ってもらいました。 
「食事の時間が苦痛だったんですよ。苦手な食べ物が出て残すと次の日
必ず出てくる。 真面目で寡黙な父だったので食事時間は緊張して食べていた」
 食事時間に笑顔で過ごした記憶がないそうです。 
それどころか、平日に父親のお休みの日があり、学校帰りに家の前に
父の愛用のバイクがあるとガッカリしたそうです。
物心ついた頃に嫌だと感じながらもずっと我慢してきた感情が、
彼の表情の癖を作り出し、大人になった今でもそれが不自然であるとは
気づけないままでいた・・・笑顔がでない理由はそこにありました。 
ただ、少なくとも親は悪気があってのことではなく、
子どもが大きくなって社会に出て困らないようにと願っての躾。
しかし、理解力の乏しい子どもにとっては苦痛・・・いつの間にか身につけた表情も
そのやり方しか許されないと思い込んでしまっているから、
それがやがて習慣になってしまう。恐ろしい結果でもあります。
話は変わりますが、1971年スタンフォード大学で行われたある実験があります。
被験者は新聞広告で集められた24名の男たち。
無作為に「看守役」と「囚人役」に分けられて監視カメラ付の模擬刑務所に
入れられた。
実験は二週間。いくつかのルールに従いながら自分の役割りを演じること。 
当初は「仲良くこの実験を終わらせよう」という雰囲気だった。
しかし、日が経つにつれて、看守役は凶暴性を増し、囚人役は卑屈に服従性を
覚えていった。
囚人は名前ではなく番号で呼ばれ、イジメが始まる。
看守は囚人を虐待するようになり、囚人はそれに対して何の抵抗も示すことが
できなくなった。・・・・・・・この実験はあまりに早く問題が生じたために7日間で終了。
(現在はこの実験は禁止)  

この実験が示すことは、人間は自分がどういう人間だと考えるかによって
実際の行動も人格も変わるという事です。
つまり、セルフイメージの通りの人間になっていくということの証明です。
でも多くの人はセルフイメージを意識することをしませんし、
そのためそれを変えることができません。

私たちは“セルフイメージによって作られた自分”なのです。
だからそのことを知ったら次はセルフイメージを思い通りに変えること、
それが可能です。 
>うまくいかないセルフイメージは書き換え可能です。 

大人になった私たちは、Happyに生きることを自分で選択できる・・・。
 
前者の彼は、只今セルフイメージ書き換え中です。
またすぐに前のやり方に戻り失敗もありますが、表情は違います。 
人は変わることができる!!報恩感謝。