こぼれたコーヒーカップ

2014.12.20

フジグランへ行った帰り、
すぐそばにある「むすびのむさし」に寄ることに。
あのおばちゃんいるだろうか!?
いたいた・・・元気に今日もホールを行ったり来たり。
この人を見ているとすごいなと。
ただひたむきに自分の仕事を、
ただひたむきにお客様を思う声かけ

曲がった腰で自分より若いお客様を気遣う。
この人がいるから立ち寄りたくなるんですね!
私もがんばらなきゃねって思います。
アウトローの学び方・・・2011年6月号より。
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アウトローの学び“大事なことはみんなお客様から教わった”・・・ 
≪こぼれたコーヒーカップ≫−72−

「課題は何?」と聞くと成長を望まれているサブリーダーは
「朝のスイッチが上手に入ると、一日がうまくいくことがわかってきたけど、
仕事中に失敗した時なかなかそこから抜け出せない。
クヨクヨイライラで周りを巻き込んでしまい、どうやったら抜けだせるかが
わからないんです」

 完璧主義で失敗をなかなか手放せない彼が、
朝の切り替えスイッチが入れれるようになっただけでも凄い。
 
失敗から抜け出せない状態・・
「何でこんな失敗をしてしまったんだろう」
「また失敗したらどうしようか?」

>私たちは失敗するたびに、嫌な気持ちになり、
さらに自分を追い込む質問を自分に問いかけてしまう。  
そして結果は解決するどころか、更なる悪化状態を生み出す。

例えば 失敗は、目の前に置いたコーヒーが波うちお皿にまでこぼれ出している状態。 次から次へとやるべき仕事は山積しているのに、
抜けだせないままコーヒーのこぼれたカップ&ソーサーを持って次の仕事をしよう
としているってこと。
 周囲が手を貸そうとしても「どいて、どいて・・・またこぼれちゃう」と
ソロリソロリとコーヒーカップばかりに目を配り 周りを押しのけ
仕事を続けようとしていること。 

「そりゃ仕事にはならないです!カップを置かないと・・・・・・」と大笑いでした。
 いつもの癖に気づいたらその思考を一旦中断すること。
 「はい!ここまで」と手を叩く、指をならすでもいいし、
「こぼれたコーヒーカップを持ったままじゃ次へは進めない」でもいい。 

今回の彼の答えは「練習します!」でした。
一つ気づいたことがあります。何度か面談を繰り返してきたのですが、
いつも失敗の話になるとどんな新しいやり方を提案しても
「でも性格なんですよね。わかっているけどマイナスに入るんです!」
と目をつむり困り顔で大きく何度もうなずいていた彼が今回は違う。 
真っすぐ私の方を向いて笑顔で答えています。
もしかしたら何かヒントを掴んだのかも知れません。 

私たちは、過去に生きることも未来に生きることもできません。

自分自身をコントロールできるのは、今この瞬間しかありません。
起きたことは行動の結果です。
ならば 結果に対する嫌な感情を持ったまま仕事を続けることは役立つのかを問い、
次に同じ失敗をしないために自分ができることは何か?と問う習慣を練習しましょう。

自分の周りで起こる出来事はコントロールできないかもしれないけれど、
それを心の中でどう受け止めるかは確実にコントロールできます。 
未来の自分のために粘り強く練習していきましょう。    報恩感謝。
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