群衆心理

2015.01.08

このところ研修受講生の皆さんからのご紹介で新しいご縁のお話を戴いています。

今日も7年間お手伝いした人事院さんでの受講生の方からの声で研修のご相談を
戴きました。嬉しいことです。ありがとうございます。

私たちの仕事は、例えば、講師の仕事は受けたその時の講義やセミナーの
出来不出来だけで全てが決まるわけではありません
どんなに盛り上がっても、その受講生の方の変化・気づき度などがどれだけあるか、
そして、受講後、どれだけ受講生の方が仕事の現場でそれを活かせるかどうか。
行動変容があるか・・・そこに成果・効果を求められます。
それが組織にとっていいモチベーションに繋がり始めたなど・・・
部下・上司のやり取りが変化してきた・・・など。
このところ毎日ニュースで食品への異物混入問題が取り上げられています。
私たちは人数が増えれば増えるほどに
「自分ひとりぐらい手を抜いたってわからないだろう!」という心理が働きます。
思い出したのは社会心理学者のル・ボンが提唱した【群衆心理』です。
群衆になると
1.道徳性の低下
2.暗示にかかりやすい
3.思考が単純になる
4.感情的な動揺が激しくなる といいます。
まさに自分ぐらい・・・の道徳性の低下が万延している組織なのかもしれません。
と言うことは、リーダーが組織メンバーへの動機付けを行わず、
売上や歩留まりばかりを求め、モチベーションの低下を引き起こしているのかも。
自分の人生をより良く生きることなど考えたこともないのかもしれません。
たった一人の、ほんの少しの怠け心が会社を揺らがず大事にだってなります。
自分の人生に責任を持ち生きるということは、
自分さえよければいいとは違います。
自分に責任を持ち、自分を大切に生きることは、
同時に同じようにこの欲求を持つ
他者との関係も良好に保てるということです。
世界でも有数な安全な国といわれる日本神話もどこへやら。
大人である私たち一人ひとりが責任を持った行動を求められる時代ですね。
自分と組織・・・考えてみましょう!
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