相手は変えれない!

2015.04.18

今日はアウトローの学び方です。

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≪相手は変えれない!≫-76- 
〜リオール通信144号2011年11月12月合併号より〜

中間管理職の人のプライベートレッスンでの一幕。 

支店長や部下との関係がうまくいかないことが続いていました。
特にいつも上長がドアを開いた途端、「今日はどんな無理難題を突き付けるんだろう」と感じるらしい。
常に威圧的であり、特に担当以外のことを何で自分に聞いてくるから
大嫌いだそうです。
そこでヒューマンスキルの一つでもあるスタイルフレックスを思い出してもらいました。 自分が伝えたい事、大切にしたいことがあるなら、
やり取りのスタートは一時的に相手にあわせて緊張を取り除くために

スタイル(やり方)を変えて進めていくのもいいのではないかという考え方です。
今、この場での自分の身の処し方を考える上でとても役に立つ手がかりとなります。

ニ週間経って・・・部下との関係はとても良好になったそうです。
部下の得意・不得意を考えながら先ずはやり取りの入り口でスタイルを合せることで
コミュニケーションのチャンネルを開き、関係を構築していくと、
スムーズに仕事が運ぶようになったようです。
ところが問題は上長でした。 上にはできなかったようです。 
その時自分の中で起こっていたのは、
「なんでこんな奴のために自分が合せなきゃいけないんだ! 
聞きたいことがあるなら、上司が歩み寄るべき」でした。
これではうまくいくはずもありません。
Aさんはやり方を知っていたにも拘らず使うことができなかったのです。 
自分は何もせずして相手に変われと言っていたんですね。
場面は違いますが、ヒューマンスキルを学ぼうとする人が、
トレーニングの自己紹介の時
「部下がいうことを聞いてくれないんで何とかしたいんです」とか
「お客様に一発で買わせる方法が知りたい」と言う人が結構います。 

その言葉には、自分の意思や考え、思いは尊重されていますが、
相手の意思や考え、思いは尊重されていません。
部下が自分のいう事聞くために「どのように言うか(How to do)」ばかりを
考えていて、
「部下はどうなりたいと思っているのか」と
「自分は部下にどうなってほしいと思っているのか。何故どう思っているのか」
(How to be)は置き忘れてしまっています。
部下やお客様に「うん」と言わせるといっても、相手が欲してないなら
押しつけでしかありません。 
ヒューマンスキルとは:人間理解力=自己理解+他者理解

キャリアカウンセリングの先駆者である横山さんの言葉を思い出します。
ヒューマンスキルの根源は“人間哲学”であり、
“対人技(戦)術”的なhow-toものの中にはありません。
自主性に裏打ちされた自己理解―他者理解―自他の関係理解の流れの中での
スキルの把握です。(横山哲夫)

改めて、自分自身のあり方とその場でのありようを考えてみることの大切さを
感じました。   報恩感謝。