今日は両親と田舎の施設で暮らす叔母のところへ。
田舎から広島の納骨堂にお墓を移すにあたり、叔母にも話をすることに。
直接の血のつながりはなくても、盛矢の一族として長く近くで暮らしてきた叔母です。
子ども二人を早くに亡くし、女一人で散髪屋さんで生計をたてていました。
その一方で【朗読】のボランティア活動をしていました。
御歳92歳でお肌ツルツル♪
食べることと本を読むこと
そしておしゃべりすることが楽しみ。
この人、人生の幕引きはきっとス〜って眠るように召されていくのかな・・・
そんな風に思えるのは不思議です。
そんな叔母は
「自分のことで精一杯でお墓のこと・・・すっかり忘れてたわ・・。
でもそのままにしておくのもね・・・うちはもう家族もいないから・・・」
やっぱり心のどこかで気になっていたんですね。
一緒に持っていくことを伝えると喜んでいました。
屈託のない笑顔は幸せそうだな・・・
きっと自分の人生を精一杯生きてきたから今そんな笑顔でいれるんだろうと。
女ひとりの生活はきっと苦労はあっただろうけれど、年を重ねてどこかに吹っ飛んで
いってしまってるようにさえ思えてしまいました。
大好きなオードリーヘップバーン。
美しい銀幕のスターだった彼女は、年を重ねてからはボランティア活動に
注力していました。
job・・・狭義の意味での仕事(職業など)
work・・・広義の意味での仕事(ボランティア活動など社会的活動)
その両方を【仕事】として考えたとき、
人の人生は仕事人生と言っても過言ではありません。
ならば、自分の人生をどうありたいのか、どう生きるのか・・・。
両親は只今まさに”終活”中・・・
後に残してはいけないと思う心配事など一つひとつ潰しているようにも思えます。
帰りにもしきりに「ああ、良かったよかった!心配事がひとつ片付いた」と。
そんな風に心配事がなくなってしまうと、安心して召されていってしまうんじゃないかと
逆に心配になってしまいます。まだまだ逝ってもらっては困るんですけどね。
人の生き方に触れる度・・・自らの在り方を考えさせられます。
どう生きたいのか、どう生きるのか。
天使のような笑顔に出会えたいい一日に感謝です。