少子高齢化で死亡者数が増える反面で、
お墓を継承する人は減り続けています。
私には子どもがいないこともあり、両親が旅立ったあと、
もし何かあると無縁墓となることもあり、両親が心配してくれ
広島の納骨堂へ移して、近くで供養することになりました。
お寺さんに来ていただき、ご供養していただき
墓所からお骨を取り出しました。
御院議さんがその時お話してくださった言葉が
心に沁みました。
『私たちは形有るものを通して、
目に見えないものをみようとしている……
お墓もその一つ。
形は変われどもその心は同じ。
祖先を大事にしない人が、人生をよくできるはずはないでしょう。
先祖のことに想いを馳せる1日としてみましょう。』
それぞれの家庭事情で色々な選択があるのでしょう。
今親子で話し合い、最良の選択ができたと思います。
田舎を捨てたわけではなく、田舎で暮らせなくなった両親と苦渋の決断です。
祖先を粗末にするのではなく、できる精一杯のことをする。
上弦の月を見ながら思ったのは、
良いことも、悪いことも半分はんぶん。
全てには両極性があるんだなと・・見方次第で如何様にも取れます。
その中で、片方を見ながらももう片方に気づける自分でいようと思います。
故郷の青空はとても近くで、目に沁みるほどの青さでした
私の生まれ育った三和町はやっぱり心穏やかにしてくれる大好きな町です。
ありがとうございます。報恩感謝。