?日本パーカーライジング広島工場リーダー育成研修 ?4です。
今日は原爆の日・・・70年を迎えます。
8時15分に黙祷し出かけました。
ちょうど大手町・・・10回のテラスから平和公園がみえます。
多くの人たちが行き交う姿が見えます。
今日の3分間スピーチテーマは『原爆と平和』についてにしました。
県外出身の人からの広島や原爆、転校で感じたこと、被爆者の方から聞いた話や、
逆に大変だったよ以外は語られないことなど・・・様々な話を聞くことができました。
人それぞれが違う感じ方、考え方を持っています。
その話を聴くこと、そして考えてみることがとても大切だと感じました。
その続きは後半で。
毎回、終了後には感想文提出があります。
驚くのは、15名の感想文全てに、
社長からメッセージが入ります。
社長は本気なんです!!
200名あまりの社員数、加えて工場も点在しており、
西へ東へ、そして海外へと飛び回る社長です。
その時間の合間、合間を見ながら丁寧に読み込み、
想いの溢れるメッセージが入ります。
今期で2年目・・・第一期メンバーはそのメッセージにも
励まされ、奮起していきました。
その思いが今回のメンバーはどれぐらい気づいているか・・・。
研修スタート時は、どこの会社でも「何で自分が・・」とか、「今更・・・」とか、
「こんなに忙しいのに・・」嫌々参加されているのは常。
それでも覚悟して何かを学び取ろうとスイッチが入る人と、
なかなか入らない人がいます。
一回ポッキリの研修との違いは、ゴールまでに軌道修正ができること。
その場でその気にさせるのは簡単ですが、
モチベーションを持続させながら、成長して頂くにはそれでは持ちません。
根気よく、一人ひとりのタイミングが入るのを待ちながら仕掛けます。
まだまだ本気度には満足できません。
それでも、同じ仲間として一緒に成長しようとする人たちが育ち始めています。
徐々にギアアップしていくのですが、大きな1つ目の山場の今日でした。
グループ内でグループ活動に協力的でない人をどうするのか?
まさに、社内でのリーダーの仕事そのものです。
ぐっとアドバイスしたい気持ちを抑え、グループ内での内争を見守ります。
何かしらの障害があるほど、グループは熟成していきます。
グループの熟成具合をみているのがその変化が楽しい一日でした。
お疲れさまでした。
追記〜
被爆した方の気持ちはよくわかります・・・などとは言えません。
その体験をしていない限りはその人の気持がわかるなどと軽々とは言えません。
それでも広島に生まれ、広島で育ち、広島で暮らしています。
かつて知り合いが、
「どうして広島の人は、アメリカが許せるのか・・・」と詰め寄りました。
当時の日本の国内事情や、海外事情もあったでしょうし、
政府上層部の考え、国民が考えていたこと・・・測りしれません。
それでも、戦争はダメだと考えるし、原爆には反対です。
でも、だからと言ってアメリカ人を憎む気持ちにもなれません。
私たちの行動には必ず目的があり、取った行動は許せなくても
その目的は否定できないものです。
だからこそ、考えてみることが大事だと思います。
色々な立場から考えてみることをし続けることができるようでありたいと考えます。
たくさんの人が命を落とし、草木も生えないと言われた広島が
今こうしてここにあります。
命の重さ、たくさんの力に支えられ復興した広島に生きていることを大切にします。
たくさんの犠牲者の方々のご冥福をお祈りします。報恩感謝。